「少し苦しんでいた」アレックス・マルケスがマルクの影から抜け出すまで

グレシーニ・ドゥカティのアレックス・マルケスが、兄マルク・マルケスと比較され続けたプレッシャーとどう向き合ってきたかを語った。アレックスは、2020年のMotoGP参戦当初は「少し苦しんでいた」と告白しつつ、2025年は「自分自身として輝いている」と語っている。アレックスは2020年にホンダでマルクのチームメイトとしてMotoGPに昇格したが、2人が同じグリッドに並んだのはマルクが深刻な腕の負傷を負う前のわずか1戦のみだった。その後LCRホンダで2年間苦しんだのちグレシーニ・ドゥカティへ移籍し、昨シーズンは3勝を挙げてランキング2位という結果を残した。今季はスペインGPで4勝目を記録したが、カタルニアGPでの大クラッシュで複数箇所を骨折し、タイトル争いから事実上脱落。約1か月後のチェコGPで復帰を果たした。来季はファビオ・ディ・ジャンナントニオとともにファクトリーKTMチームへ移籍することが報じられている。

アレックス・マルケス

「複数回世界チャンピオンに輝いているマルクの影は、とても長いものです。最初のころは、そのプレッシャーで少し苦しんでいたのは正直なところです。」

「自分は考えすぎていて、常に兄と自分を比べようとしていました。でも、それは正しいやり方ではありませんでした。比べる必要はないんです。ポジティブなものだけを受け取ればいい。自分には最高のお手本が身近にいます。」

「レースに来るたびに、MotoGPで勝っている選手と自分が家で同じ練習をしていると実感できました。それが自分に大きな自信とモチベーションを与えてくれました。昨年は自分にとって本当に特別で、唯一無二のシーズンでした。」

「ランキング2位になり、何度も表彰台に上がり、キャリア初優勝も果たしました。本当に魔法のような1年でした。兄と同じシーズンを戦えたことはとても幸運でしたが、残念ながら、マルクのような唯一無二のライダー、レジェンドと戦うには、自分のレベルをさらに引き上げなければなりません。」

「あのシーズンが、マルクの影から抜け出して、自分自身として輝いていると最も強く感じた時期でしたね。」