アレックス・マルケス KTMワークス移籍を断れなかった理由

アレックス・マルケスが、2027年から始まるMotoGP新排気量(850cc)時代にグレジーニを離れKTMワークスへ移籍する理由を語った。LCRでの苦難の2年間を経てグレジーニで復活を遂げたアレックス・マルケスは、来季からファビオ・ディ・ジャンナントニオとともにKTMの新体制を担う。MotoGPでワークスチームに籍を置くのは、2020年のホンダデビュー以来2度目となる。昨季はランキング2位という自己最高の成績を収め、ワークスシートの獲得を目標に掲げていたマルケスは、KTMから直接オファーを受けたことで決断を固めた。

アレックス・マルケス

「ワークスシート獲得が自分の目標でした。昨年、ランキング2位という素晴らしいシーズンを送り、多くのポイントを積み重ねた後、ワークスライダーになることを目標に定めたんです。」

「特に来年は新しいレギュレーションが導入されるので、すべてのアップグレードを受けられることが非常に重要になります。ですから、ワークスチームでなければならないと考えていました。そこにKTMが、君が必要だ、自分たちのプロジェクトに加わってほしい。と言ってくれたんです。」

「KTMの内部には、以前から一緒に仕事をしてきた知り合いが大勢います。いくつかの人に連絡を取ってみたところ、きっと非常に速くなれる、来年のサプライズになれるかもしれないと思えたんです。」

「自分は30歳で、経験もあります。来年は新しいタイヤと新しいレギュレーションのもとで、詳細な情報をしっかりとファクトリーに直接フィードバックすることが非常に重要になるでしょう。」

「ただ、自分はライダーであってエンジニアではないので、自分の仕事はコース上で速く走り、ファクトリーのために最大限の表彰台と勝利をもたらすことです。それを目指していきます。」

「お金は最優先事項ではありませんでした。優先したのはプロジェクトの内容、そこにいる人たち、そしてワークスチームでワークスライダーとして戦うという自分の夢です。」

「グレジーニを離れるのは寂しいです。KTMとの契約を進めていたとき、チームボスのナディア(・パドヴァーニ)と毎日電話で話し、すべてを説明しようとしていました。」

「昨年11月に彼女と約束をしていたんです。ワークスチームから話が来たら、真っ先に直接説明すると。彼女は悲しんでいましたが、同時に自分のことをとても喜んでくれて、あなたはファクトリーシートに値すると言ってくれました。」