マルケス選手と白熱のバトルを制したドヴィツィオーゾ選手。序盤はタイヤを温存しつつ、チャンスがあるところでDucatiと自分の強みをしっかりと理解したオーバーテイク、マルケス選手の動きをオーストリア同様に予想した最終コーナーなど、まさにチャンピオンの走りと言えるものでした。来週のフィリップアイランドも期待大です。

Q

「ドヴィ、素晴らしい勝利でした。これでマルクとの差は11ポイントです。最終ラップでマルクがミスをした時、何を思ったのでしょうか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「バックストレートのターン11でチャンスがあるというのはわかっていました。ただ、マルクとはまだ差があって、自分もマルクもリアタイヤが終わっている状態でした。これはストレート上でも全く同様でした。しかしマルクがミスをしたことで追いつく事が出来、ターン10は完璧でしたし、ブレーキングも本当にハードにかける事が出来ました。」

「ただ、最終コーナーでマルクを相手にするのは常に難しいというのはわかっていたんです。全ての道を塞いだつもりだったんですが、彼はどういうわけか隙を見つけて挑んできました。ただ自分のほうが良い形で立ち上がることが出来ました。リアタイヤのグリップがかなり低下していたのでこういう結果になって嬉しいです。ただFP1から素晴らしい仕事ができました。チームに感謝したいですね。」

(Photo courtesy of michelin)