
カタルーニャGPでは、アレックス・マルケスとヨハン・ザルコの重大クラッシュによって2度の赤旗中断が発生。その後実施された3度目の再スタートについて、一部ライダーから安全面を疑問視する声が上がっていた。こうした中、MotoGPを運営するドルナスポーツのCEO、カルメロ・エスペレータは、カタルーニャGP後のコメントで、3度にわたる再スタート判断の正当性を説明した。
重大クラッシュ後の再開判断が議論に
決勝ではアレックス・マルケスが激しい転倒を喫し、その後の再スタートではヨハン・ザルコもクラッシュ。いずれもレース中断を伴う重大事故となった。
最終的にレースは12周へ短縮され、ファビオ・ディ・ジャンアントニオが優勝を飾ったが、レース後には「3度目のスタートを行うべきだったのか」という議論が持ち上がった。
エスペレータは、感情的にはレースを終了したい気持ちもあったと認めつつ、運営としてはレギュレーションに従う必要があると強調した。
カルメロ・エスペレータ
「アレックスの最初の映像を見た時、本当に心配しました。彼がメディカルセンターへ運ばれた後に会いましたが、意識もあり、状態は安定していました。その後、ヨハンにも同じことが起きました。あれも不運でした。バニャイアのバイクに巻き込まれてしまったのです。」
「感情的には、その日のレースを終わらせたくなるものです。しかし、コースコンディションに問題がなく、ライダーの状態も確認できているなら、我々はレースを続けなければなりません。再スタートを行うかどうかによって、選手権争いで有利になる者、不利になる者が出てきます。ルールが変更されない限り、我々はルールが認める範囲で行動する必要があります。そして、3回スタートしてはいけないという規則は存在しません。私はあらゆることを検討する意思があります。ただし、その場の感情だけで決めるべきではありません。すべての要素を考慮しなければならないのです。」
再スタート運用のあり方には議論も
一方で、重大事故が続いた直後に再びスタートを切る運営判断については、ライダーや関係者の間でも意見が分かれている。レギュレーション上は問題がなかったとしても、安全性や精神面への配慮、再スタート運用のあり方については、今後も議論が続きそうだ。
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。