チェコGP フリープラクティス 小椋 藍がトップタイム ベッツェッキ・ディ・ジャンナントニオが続く

MotoGPチェコGP(ブルノ・サーキット)のフリープラクティスで、小椋 藍(トラックハウスMotoGPチーム)が1分51秒735を叩き出してトップタイムを記録した。チャンピオンシップリーダーのマルコ・ベッツェッキ(ペルタミナ・エンデューロ VR46レーシングチーム)が0.091秒差の2番手、カタルーニャGP優勝者のファビオ・ディ・ジャンナントニオ(同)が3番手に続いた。19名のライダーが1秒以内に収まるという超接戦の中、小椋がブルノで1分51秒台を記録してセッションを制した。

アプリリア勢が前進、マルク・マルケスがクラッシュ

マルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)にとって、この日2度目のクラッシュはプラクティス序盤に訪れた。マルク・マルケスはターン11でフロントが切れ込み転倒したが、本人に怪我はなかった。ただ、貴重なコース走行時間を失う結果となった。序盤の順位争いではラウル・フェルナンデス(トラックハウスMotoGPチーム)がペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリーレーシング)を上回る好走を見せ、その後小椋がトップに立ちトラックハウスの1-2体制を形成した。しかしベッツェッキがすぐさまトップを奪い返し、1分52秒275のコースレコードも更新してみせた。

新コースレコード更新、アコスタはテクニカルトラブルに見舞われる

セッション中盤、マーベリック・ビニャーレス(レッドブルKTM テック3)がトップ10圏内に浮上し快走を披露。ジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)も5番手につけ、チームメイトのルカ・マリーニも8番手まで順位を上げた。一方、アコスタが一時トップに立ったものの、その直後にテクニカルトラブルが発生してパドックへ戻ることを余儀なくされた。マシンから煙が上がる状況となり、セッションは中断となった。一時トップ10圏外に出ていたフランチェスコ・バニャイアとマルク・マルケスのドゥカティ・レノボ・チームコンビはすぐに暫定トップ10に復帰し、ディフェンディングチャンピオンのバニャイアがブルノ史上初の1分51秒台を記録した。

残り5分:激しい順位争い

Q2圏内を確実にしたいファビオ・ディ・ジャンナントニオが残り4分でトップに浮上。2024年チャンピオンのホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)は残り3分を切った時点で12番手にとどまっていた。マルティンはRS-GPでブルノを懸命に攻め、8番手まで順位を上げた。その間にチームメイトのベッツェッキがトップを奪ったが、それも長くは続かなかった。小椋が渾身のラップタイムを叩き出しセッションをリードする展開となった。目まぐるしい順位変動の中でマルティンは10番手まで後退し、ディオゴ・モレイラ(プロ・ホンダLCR)が終盤に8番手へ浮上したことでQ2圏外に押し出される寸前となった。

チェッカー:フライデーのトップ10

小椋がセッションを制し、新コースレコードでチャンピオンシップリーダーのベッツェッキに0.091秒差をつけた。3番手はカタルーニャGP優勝者のディ・ジャンナントニオ。ディジアはバニャイアの前に入り、マルク・マルケスが5番手でトップ5を締めくくった。アコスタが6番手、ミルはターン7での終盤クラッシュがありながらも7番手を確保した。モレイラがホンダ勢2台目としてトップ10入りを果たし、フェルミン・アルデゲル(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)とフェルナンデスが自動Q2進出の最後の2枠を手にした。

土曜Q1:ビッグネームが登場

マルティンは11番手にとどまり、思い描いた結果とはならなかった。ビニャーレスも惜しくも届かなかった。2021年チャンピオンのファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)は午前中こそ2番手につけていたが、午後は14番手となり、小椋から0.798秒差。アレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)は復帰戦で15番手フィニッシュとなった。