
8月19日は「バ(8)イ(1)ク(9)」の語呂合わせにちなんだ「バイクの日」。1989年、バイク事故の増加を防ぐ狙いで当時の政府総務庁(現・内閣府)が制定した日だ。この日に合わせ、オリコン顧客満足度®調査が今年1月に発表した「バイク保険」ランキングと、実際の保険適用者に聞いた利用実態データが改めて公開された。ライダー目線で結果を読み解いていく。
ダイレクト型:チューリッヒ保険が2年連続5度目の総合1位
ネットや電話で直接契約する「ダイレクト型」(回答者866名)は、チューリッヒ保険が総合1位(77.4点)。2年連続、通算5度目(2018〜2020年、2025〜2026年)の頂点となった。
チューリッヒの強さは圧巻で、評価項目7つすべてで1位(加入・更新手続き/商品内容の充実さ/保険料/事故対応/調査・認定結果/受取額・支払いスピード/ロードサービスの充実さ)。なかでも「保険料」は4年連続1位と、コスト評価が総合トップを支え続けている。利用者からは「とにかく保険料が安い。その割に応対が丁寧」「翌年の保険料アップの見込みまで資料で示してくれた」といった声が寄せられた。
2位は前回3位から順位を上げた三井ダイレクト損害保険。3位のアクサ損害保険は排気量別「251cc以上」で1位を獲得しており、大型ユーザーからの支持が目立った。
代理店型:東京海上日動火災保険が3年連続の総合1位
対面サポート重視の「代理店型」(回答者2,201名)は、東京海上日動火災保険が総合1位(77.3点)で3年連続の頂点。
東京海上日動は7項目中6項目で1位(加入・更新手続き/商品内容の充実さ/保険料/事故対応/調査・認定結果/受取額・支払いスピード)。契約から事故対応、支払いのスピード感まで、いざという時に効く場面を軒並み押さえた格好だ。利用者も「事故時のサポート体制が整っていて安心感がある」「細かい経過の連絡もあって安心できた」と評価する。
2位のあいおいニッセイ同和損害保険は、唯一東京海上日動を上回った「ロードサービスの充実さ」で2年連続1位。ツーリング中のトラブル対応で存在感を示した。
実際の適用者956人が回答 バイク保険「利用実態」データ
ここからは、実際にバイク保険を使った956人の回答(調査期間:2025年8月22日〜9月3日)。排気量によって「使う保険」がくっきり変わるのが見どころだ。
事故・トラブル時、いちばん使われるのは「対物賠償」――大型二輪は7割超
全排気量帯で最多だったのは「対物賠償保険」で、いずれも5割超。相手の車やガードレールなど“モノ”への賠償は、排気量を問わず使用頻度トップだった。なかでも大型二輪(751〜1000cc)は71.2%と唯一の7割超えで全帯最高。車格が上がるほど、対物リスクへの備えが実際に活きている。(参考:125cc以下54.9%/126〜250cc 50.2%/251〜400cc 60.0%/401〜750cc 61.1%/1001cc以上 50.0%)
意外な主役、普通二輪(251〜400cc)が4項目でトップ
排気量帯どうしで比べると、普通二輪(251〜400cc)が4つの補償でトップに立った。対人賠償保険42.9%、自損事故保険28.6%、車両保険31.4%、無保険車傷害保険14.3%。日常の足からツーリングまで守備範囲が広い“ミドルクラス”ならではの、幅広いトラブル遭遇傾向がうかがえる。
ロードサービス、排気量が上がるほど出動――最大29pt差
「ロードサービス」(バッテリー上がり・パンク・ガス欠・レッカー移動など)の適用割合は、排気量に比例してきれいに上昇した。
125cc以下と大型二輪(751〜1000cc)の差は28.7ポイント。今回聞いた補償のなかで、排気量による差がもっとも大きく出た項目だった。遠出の機会が多い大型ユーザーほど、レッカーやガス欠対応の恩恵を受けているとみられる。
1001cc以上の大排気量では「身を守る補償」が最多に
さらに上の1001cc以上になると、傾向がまた変わる。「搭乗者傷害保険」27.9%、「人身傷害補償保険」20.9%、「弁護士特約・弁護士費用」19.8%と、ライダー自身の身や権利を守る補償が、いずれも全帯トップだった。
申し込みは「インターネット」が最多の42.4%
ネット完結が4割超でスタンダードになる一方、「代理店の店頭」「バイク販売店」といった対面ルートも合わせて4割弱と根強い。手軽さを取るか、相談のしやすさを取るか――今回の満足度ランキングで、ダイレクト型と代理店型それぞれのNo.1が支持を集めたことともきれいに重なる結果だ。
※本記事のランキングおよびデータは「2026年 オリコン顧客満足度®調査」によるものです。
・2026年 オリコン顧客満足度®調査 バイク保険 ダイレクト型ランキング(2026年1月5日発表)
・2026年 オリコン顧客満足度®調査 バイク保険 代理店型ランキング(2026年1月5日発表)
・『バイク保険』利用実態データ(2026年 オリコン顧客満足度調査)
・調査主体:株式会社oricon ME 調査方法:インターネット調査
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。