レース序盤 マルケスがホールショットを奪取
シグナル消灯と同時に全開で飛び出したマルク・マルケスは、ターン1でホールショットを奪い、ベッツェッキの序盤の猛追を抑えて1周目終了時点でトップを通過した。「ディジア」ことファビオ・ディ・ジャンナントニオも好スタートを切り、チャンピオンシップリーダーのホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)もP4まで浮上した。しかし2025年と同様に、マルケスとベッツェッキの間でラップごとに自己ベストが更新される激しい争いが続き、現世界チャンピオンは地元の英雄との差を少しずつ広げ始めた。

3周目 アルデゲルとアコスタが激しく接触
3周目の開始時、フロントローからスタートしたフェルミン・アルデゲル(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)が主要ライバルのひとりであるペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)と激しく交錯した。ターン2からターン6にかけて、さらにターン10でも両者は接触を繰り返した。アルデゲルはその代償を払い、チームメートのアレックス・マルケス、アコスタ、ラウル・フェルナンデス(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)に次々と順位を奪われた。
スプリント後半 ベッツェッキが猛追、マルケスが振り切る
スプリントが後半に入ると、マルケスは1分30秒763をマークしてベッツェッキに1.1秒の差をつけた。ベッツェッキは6周目に1分30秒846を記録したものの、#93マルケスへの答えを見つけられずにいた。チャンピオンシップのリードを守るべく懸命に走るマルティンは3番手につけていたが、残り5周の時点でベッツェッキはその差を0.5秒まで縮め、1分30秒台を維持。一方のマルケスは1分31秒台に落ちていた。その1周後、#93は再び1分30秒台に戻したが、それでも差は0.5秒前後で推移した。
残り2周、マルケスはスプリント最速ラップかつ新たなレースラップレコードを叩き出し、スプリント中盤から続いたベッツェッキの追撃をついに振り切った。昨年のスプリントでのミスを取り返すかのように、マルク・マルケスはシグナル消灯からフィニッシュまで完全制覇を果たし、チャンピオンシップリーダーとの差をさらに縮めた。ベッツェッキはP2を獲得し、今シーズン初のスプリントでのトップ2フィニッシュを記録。チームメートのマルティンが2.4秒差のP3に入り、アプリリア勢が表彰台を2台占めた。
4位以下の結果
表彰台からコンマ5秒以内の4番手にはディ・ジャンナントニオが入り、アレックス・マルケスがトップ5を締めくくった。アルデゲルとの序盤の接触を経てアコスタはP6でフィニッシュし、フェルナンデス、アルデゲル、ルカ・マリーニ(ホンダHRCカストロール)と続いた。マリーニはスプリントの最終ポイントを獲得した。ポイント圏外に終わった主要ライダーとしては、ヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)が10位、ディオゴ・モレイラ(プロ・ホンダLCR)が11位、フランコ・モルビデッリ(ペルタミナ・エンデューロVR46レーシングチーム)が12位、そして2度の世界チャンピオンであるフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)がP13に終わった。ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)は3周目にターン14でモレイラをオーバーテイクしようとして転倒し、ノーポイントに終わった。
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。