日本時間の朝5時より生放送でストリーミングもされていたDucatiワールド・プレミアですが、皆さんもご覧になったでしょうか?管理人も朝から見ておりましたが、パニガーレV4は思ったよりも現行パニガーレと変わらぬ出で立ちで登場しました。この後、個別記事としてDucatiからプレス情報として届いているパニガーレV4などの記事をお届けする予定です。

11月5日ミラノにおいて”イタリアのシンフォニー”と題されたDucati ワールド・プレミア2018が開催され、報道関係者、そして数千人に及ぶ熱狂的なファンの前で、11月9日から12日にかけて開催されるEICMAで登場する4台の新しいモーターサイクルが披露された。

このグローバルイベントはミラノのLinear Ciakシアターで5日の夜に行われた。インターネットによるストリーミング放送に加えて、イタリアアンドレアではSKY TVで放映され、DucatiのCEOであるクラウディオ・ドメニカーリが最新のバイクを紹介。ステージには国際的なゲスト、素晴らしいシーズンを送っているDucatiコルセのライダー達(MotoGP、WSBK)が加わり、Ducatiの達成した記録、そして将来のゴールを語った。

Ducati CEO クラウディオ・ドメニカーリ

「Ducatiは世界的なブランドでイタリアにおいて核となるスポーツ精神、洗練されたデザイン、美しさへの愛 、素晴らしい情熱とユニークな経験を有しています。我々は1600人のオーケストラであり、今まで長い時間を共に過ごしてきました。今日も我々はデザインに優れ、独創的なモーターサイクルを作っています。毎日ディーラーと共に、5000人を超える人々が世界中93カ国でモーターサイクリストに最高のバイクを届けようとしています。モーターサイクリスト達は我々の仕事を喜んでくれ、我々のバイクも成長を続けています。今年2017年はDucatiの歴史上最も素晴らしい1年となり、これは8年連続の成長となります。2018年のラインナップにおいては、オーケストラの全てのメンバーが調和し、それぞれが個人の素晴らしさを我々の素晴らしいモーターサイクルに、命を吹き込むようなチームワークによってシンフォニーを続ける事を狙っています。」

最初に紹介されたバイクはDucatiスクランブラー1100でアメリカのモデルでインフルエンサーである@Imogenocideとともに舞台に登場。スクランブラー1100はスペシャルバージョンもラインナップされます。ステージにはスクランブラーMach2、Street Classicも登場。

その次に登場したのは959パニガーレ Corseで、これはDucatiの2気筒の伝統を受け継ぐスポーツバイクと言えます。新装備に加えて鮮烈なカラーリングを見に纏い、SBKライダーのチャズ・デイビスと共に登場。彼はカタールから会場に駆けつけました。彼はスーパーバイクの最終戦を2位、そしてSBK世界選手権もチャンピオンシップスタンディング2位で終えています。

別の2018年モデルとしては、ムルティストラーダ1260が発表されました。これはDucatiの1262ccテスタストレッタDVTエンジンを搭載したモデルで、新しくなったシャーシ、洗練されたエレクトロニクス、サイドパネルとスポーツルックスを高めるホイールが装備されました。ムルティストラーダ1260はいくつかのラインナップがあり、Sバージョンはセミアクティブサスペンション、エアバッグ内蔵によって安全性を最大まで高めるS DIAirなどが装備されます。パイクスピークバージョンはムルティストラーダのスポーツバージョンでオーリンズ性サスペンションと鍛造アルミニウムホイールを装備しています。

クラウディオ・ドメニカーリはまたムルティストラーダ1200エンデューロProを発表。これは Ducatiライディングエクスペリエンス エンデューロ2018コースにおいて極めて重要な役割を果たすものです。またXDiavelは署名なシェフであるMassimo Botturaがビデオメッセージで紹介。そして先週披露されたモンスター821が登場しました。

Ducatiワールド・プレミア2018におけるスターと言えるのは、新型パニガーレV4のSバージョンでしょう。これはMotoGPのプロトタイプバイクに今までに無いほどに近いバイクです。このバイクは才能溢れるテストライダーであるミケーレ・ピッロと共に登場。このバイクはデスモセディチGPの技術をダイレクトに使用した4気筒エンジンを搭載した初めての量産型バイクとなります。

Ducatiの新型スポーツバイクファミリーは技術、スタイル、パフォーマンスの結晶です。これらのバイクはDucatiの新しい歴史を作るものであります。ステージにはさらにリミテッドエディションのパニガーレV4 Specialeが登場。

パニガーレV4 Specialeは特別カラーリング、チタン製エキゾースト、ビレットアルミニウム部品を多用しており、Ducatiの最高峰のテストライダー、そしてDucati親善大使でもあるケーシー・ストーナーと共に登場。イベントの最高のフィナーレとなりました。

明るい未来を向き、夢のバイクであるDucati、そしてアクセサリー、アパレルの数々は75回目を迎えるEICMAの15番ホールN06 から N24スタンドで来場者をお待ちしています。この世界的なモーターサイクルシーンにおいて、Ducatiはまさにその中心的な役割を果たすことでしょう。

<Ducati プレスリリース>