今回はかなり良い位置でレースが出来ていたリンス選手ですが、Ducatiのペトルッチ選手と競り合う中で転倒してしまったのこと。イアンノーネ選手のコメントにもあったように、スズキはストレートスピードがDucatiはもちろん、ホンダ、ヤマハに対しても劣っています。FP4の最高速度を比較してみても、ホンダのバイクに対しても7km/h程度は最高速度が劣っていますので、選手の負担を減らすという意味でもコーナリングという長所を活かしつつも、ストレートスピードの改善が必要です。GSX-RRのエンジンも以前より強力になっているはずですが、ライバルも同時に性能が向上しているということでしょう。

アレックス・リンス

「今日はついていなかったですね。しかしそれでも素晴らしい週末を送ることが出来たと思います。レースは非常に良いものでした。自分は最高のスタートと言える状態ではなかったですが、ドヴィツィオーゾの後ろで走っていて非常に良い感触だったんです。ストレートで勝負をするのは厳しい状況で、ペトルッチと戦っている時、差を維持しようとしてポジションも維持しようとしていましたが、その中で転倒してしまったんです。ただ、こうした中で将来的に役立つ有用な内容を多く学ぶことが出来ました。これはレース序盤でより競争力を発揮するために役立つ内容です。ポテンシャルがあることはわかりました。アルゼンチンではさらに良い戦いが出来るでしょう。」

(Photo courtesy of suzuki racing)

<suzuki racing プレスリリース>