オーストラリアGP 7位アレックス・リンス「7位という結果には満足している」MotoGP2025

スタートから中盤までの追い上げ

リンスは11番グリッドからスタートし、1周目を終えた時点で12番手。その後、5周目にジャック・ミラーが転倒したことで11位に浮上。前方の集団に食らいつく展開が続いたが、なかなか前に出る隙がない状態が続いた。

トップ10入りと終盤の猛追

14周目にはエネア・バスティアニーニに先行を許したが、翌15周目にクアルタラロをオーバーテイクして再び11位へ。そこからトップ10争いに加わり、残り8周でポル・エスパルガロを攻略し10位に浮上。さらにペースを上げると、残り5周でバスティアニーニ、続く1周後にはブラッド・ビンダーを捉え、フェルミン・アルデゲルがワイドに膨らんだことで7位に浮上。前方とのギャップが3秒以上あった中で、残りの3周で1秒詰め、トップとの差10.671秒で7位完走を果たした。

素晴らしい感触を得られた

「本当に素晴らしかったです。あの感触を得られたのは、とても驚きでした。コーナー2のイン側などで多くのオーバーテイクを決めることができて、とても良いレースになりました。スタートで少し問題があったのですが、コーナー2でうまく対処できました。そこからは終盤までマシンをマネジメントしながら、前のライダーを抜くことに集中していました。常に限界で走っていましたが、7位という結果には満足していますし、とても誇りに思っています。前進を続けられていることが一番大切だと感じています。」