ポールポジションからスタート、そして4位をサテライトマシンで獲得。しかもこれをDucati移籍後1年目に達成したミラー選手に、ここまで注目が集まらないのも妙なものです。今回はDucati最速だったミラー選手ですが、学ぶものが多かった週末になったようです。

ジャック・ミラー

「レースをかなりの間リードしたにも関わらず、表彰台争いが出来なかったのは残念です。ミスをしてしまい、そのコストが大きすぎました。ただ、正直なところ今週末は本当に満足しているんです。チームと共に本当に素晴らしい仕事が出来ました。レースディレクションのグリッド上の決定については、ああいった大変なストレスがかかる状況下において難しい選択を迫られたんだろうと思いますね。」

「マルケスに抜かれた時は、彼に出来るだけついていこうとしたんです。彼は今週他の誰よりもスピードがありましたから、もし彼についていければ、自分の後ろに控えていた狼どもの集団から、自分を連れ出してくれると思ったんです。」

「リンス、クラッチロー、ザルコが後ろにいる状況でブレーキングを少しミスしてしまいました。最終コーナーでウェットパッチに乗ってしまい、その後ターン1のブレーキングで辻褄を合わせようとしたんですが、そこでワイドになってしまいました。”おい、まじかよ!”と思いましたね。」

「その後2周彼らに追いつこうとプッシュしたんですが、十分ではありませんでした。もうタイヤが残っていない状況でした。マルクを追おうとする中でタイヤを終わらせてしまったんです。」

「今回は多くを学んだレースでした。それに今週はポールポジション、4位ということで最高の週末でした。表彰台を獲得出来ればもっと良かったですけどね。アレックスが初の表彰台を獲得したのは喜ばしいですね。スズキとチームの努力にふさわしい結果でした。今日はDucati最速のライダーとなれて嬉しいです。」

(Photo courtesy of Pramac Racing)

(Source: Pramac Racing)