ドイツで開催されているインターモトにおいてDucatiはスクランブラーの新型車両を3タイプ発表しました。発表されたのはFull Throttle(フルスロットル)、Café Racer(カフェレーサー)、そしてDesert Sled(デザートスレッド)です。
Full Throttle(フルスロットル)は2018年、アメリカのスーパーフーリガンチャンピオンシップでカリフォルニア出身のフランキー・ガルシアがライディングしたトラックスクランブラーをベースとしたもの。
2トーンのブラックとイエローのカラーリング、タンクにはホワイトでストライプが入っています。完全に新しいリアエンド、専用シート、ホワイトリム入のイエローのゼッケンプレートにローテーパードハンドルバーを装備。フロントにはマッドガードが装備され、デュアルサイレンサーが特徴となっています。
Café Racer(カフェレーサー)はシルバーアイスマットうグラフィクスとブルーのフレームという美しいカラーリング。これはDucatiの125GPデスモのカラーリングを踏襲したとのこと。
17インチのスポークホイールとアルミニウムバーエンドミラーが60年代のカフェレーサーのスタイルを与えています。ラジアルマウントのブレーキキャリパーで確かな制動力を確保しており、デュアルサイレンサーを搭載、ノーズフェアリング、そしてゼッケンプレートの54は、Ducatiの天才エンジニアであったファビオ・タリオーニの片腕とも言えるワークスライダーのブルーノ・スパッジアーリのゼッケンナンバーとなります。
Desert Sled(デザートスレッド)はDucatiスクランブラーのテイストはそのままにアメリカンオフロードバイクのエッセンスを取り込んだモデル。レッドのフレームに新しくなったシート、スポークホイールのリムはブラックで、特徴となるのはオフロードライディングモードを搭載しており、ABSのオフが出来るということ。
ライディングポジションはこのモデル専用設計となり、調整可能なKYBのサスペンションを採用。またマッドガードも高めの位置に取り付けられています。
(Source: Ducati)
(Photo courtesy of Ducati)