レースが始まる前はマルケス、ドヴィツィオーゾ、ロッシ、ビニャーレスのペースが接近していることが伺えましたが、レースが始まるとマルケスはややタイヤ温存に苦戦し、レースをリードするドヴィツィオーゾの背後でタイヤを温存。最終ラップのドヴィツィオーゾとの素晴らしい攻防、そして最終コーナーのドラマ。実に素晴らしいレースでした。チャンピオンシップ優勝を日本GPで決める姿を見ることが出来るでしょうか。

マルク・マルケス

「もちろん最高に嬉しいです。こういう形でドヴィに勝ったのは初めてですから。自分達の走りは本当に接近していて、自分の作戦としてはギャップを作って最終ラップのバトルを避けるために前にいくことだったんです。でもドヴィは本当に良いペースで自分はフロントタイヤに苦戦している状況でそれが出来なかったんです。ですからその代わりにタイヤをセーブしてとにかく彼についていくことにしました。最終ラップに入ったところではそこまで自信はなかったんです。過去には何度も彼に1対1で負けていますから。でも今回はそれが逆になりました。自分はドヴィのスタイルで、ドヴィはマルケススタイルの走りだったんです。で、コーナーの立ち上がりで彼を抜くことが出来ました。」

「これだけ多くのタイのファンの前でレースが出来て最高です。皆がどのライダーも平等に応援してくれ、このスポーツを楽しんでくれているのがわかりましたし、週末を通じて最高の気分でした。ファンの皆さんには本当に感謝しています。これでチャンピオンシップ決定の可能性は日本に持ち越されました。これはホンダにとって最も重要なホームレースとなります。もちろんベストを尽くします。でもチャンピオンシップ優勝を日本で決められなくても、どこかのタイミングでタイトルを獲得することが目標です。」

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(Source: HRC)

(Photo courtesy of michelin)