ダニ・ペドロサはKTMのRC16をクリスマス前にテストしていますが、その後は2月からのセパンテストに参加することが予定されていました。しかし水曜日にペドロサは右鎖骨を疲労骨折してしまったと発表。

原因は過去の度重なる鎖骨の骨折によるものとのことで、テスト前に幹細胞(新しい細胞に分化して、組織を再生・修復する能力のある細胞)を利用した骨の再生治療を受けることになり、シーズン開幕前のペドロサのテスト参加は難しくなりそうです。

ダニ・ペドロサ

「全く予想していなかったのですが、右の鎖骨を疲労骨折してしまいました。過去数年に渡り、右の鎖骨は何度も繰り返し骨折してきました。最後に怪我をした時は骨が3部分に分かれる複雑骨折で、硬化症を発症していました。そして3部分に折れた真ん中部分に十分な血流がなく骨粗鬆症を引き起こした恐れがあります。

「そのため、適切な手術を行い骨を再生し、しっかりと回復をすることが必要です。複数の検査、診察を終えて、医師が薦める治療法は、幹細胞を使用した完全な治療でした。KTMがこうした治療を優先することを理解してくれ、嬉しく思います。KTMで行っている作業に関して興奮していますし、だからこそ体調を万全に整えて挑みたいと思っているんです。」

(Photo courtesy of KTM)