カワサキレーシングチームのジョナサン・レイとレオン・ハスラムは欧州での冬期テストを完了。最終的にはレイがトップ、ハスラムが4番手となりました。
ポルティマは数日前にテストが行われたヘレスとは大きくことなっており、多くのブラインドコーナーなどが存在し、他のWSBKサーキットとは大きく異なります。ハスラムにとってはカワサキでこのサーキットを走るのは初で、レイは予選タイヤを履いて前半にベストラップを記録すべく走行を行いました。
また両選手は日曜朝のスプリントレースに使用されるPirelli SCXリアタイヤをテストしています。ZX-10Rは今まで両選手が3つの異なるサーキットでテストを行っており、結果は非常にポジティブです。次回は開幕戦オーストラリアの舞台であるフィリップアイランドで行われる最後のプレシーズンテストとなります。
ジョナサン・レイ
「実にポジティブなテストでした。ヘレスからやってきたんですが、新しいアスファルトとバイクの理解を進めている状況でしたから、冬の間に行った作業をしっかり理解するのが難しかったですね。ただ多くのデータと共に、ニュートラルなプラットフォームと共にここにやってきました。気温は完璧とは言えない状況でしたが ヘレスでテストしたシャーシに関するパーツの確認、電子制御に関しては良い形で作業が出来ました。」
「今はレースパフォーマンスに関して作業を開始しています。昨年のこの時期のテストと比較して、周回を重ねた際のリアタイヤのフィーリングに満足しています。予選タイヤのテストも行いましたが、これも良い感触でした。今回のテストでは全てのテストを行うことが出来ましたが、あと少しテストしたかった内容もあります。ただ最優先していた内容はチェック出来ましたし、新しいピレリのタイヤの確認も出来ました。」
レオン・ハスラム
「良いテストでしたし、ラップタイムを改善することが出来ました。レースタイヤで1’42.2を記録出来ましたが、これは本当に嬉しいです。ソフトタイヤを最初に使用した時はレッドフラッグが掲示されたので、そのメリットを活かすことが出来ませんでしたし、2回目は雨が降ってしまいました。その後タイムアタックをする機会がなかったのは残念でしたけど、レースタイヤでのペースに関しては満足しています。」
「新しいアイテムを試す中で前進がありました。特に新しいフロントタイヤは良かったですね。ただ1本しかこのタイヤがありませんでしたから、さらにラップを重ねることが出来ませんでした。いずれにせよ、コンスタントに42秒台で走行出来たのは嬉しいですね。」
(Source: kawasaki)