2019年シーズンのポルティマオテストにおいて、Pataヤマハのアレックス・ロウズは2日目に2番手を記録。チームメイトのファン・デル・マークは2日目にタイムを更新して5番手。GRTヤマハのサンドロ・コルテセ、マルコ・メランドリは、今シーズン初めてYZF-R1を操縦、バイクの理解を深めました。コルテセは7番手、メランドリは8番手でそれぞれテストを終えています。

アレックス・ロウズ

「ポルティマオでは本当にポジティブなテストが出来ました。ヤマハでは過去に苦戦してきたトラックですが、テストの中では素晴らしいペースで、スプリントレース用のタイヤで最速タイムを記録出来ました。ただ渋滞に捕まってしまったので、もう少しタイムは出たでしょう。ただ、1周のタイムよりも走行ごとにコンスタントで良いペースで走行出来たことが嬉しいです。予定したプログラムは消化出来ましたし、素晴らしい冬期シーズンだと思います。来月のフィリップアイランドでは素晴らしいスタートを切りたいですね。」

マイケル・ファン・デル・マーク

「ポルティマオテストは難しいものでした。初日にバイクの良いフィーリングを見つけるのに苦戦してしまい、2日目も同様でした。ただ、バイクに大きな変更を加えてすぐに改善を感じました。今日はまた天候も難しく、色々なテストを行ったんですがまだ足りない部分があります。フィリップアイランドは素晴らしいサーキットですが、さらに前進出来ると思っていますし、そうして開幕戦をしっかりとした状態で迎えたいと思います。」

サンドロ・コルテセ

「全体的に非常に生産的なテストでした。R1で走行するという意味では新しいトラックでしたが、ヘレスのベースセットアップで作業を開始しました。ヘレスでは良い形だったんですが、ポルティマオは特殊なサーキットですから多くを変更する必要がありました。ですから、まずはこのバイクで走るこのサーキットを学ぶということでしたね。2日間で前進出来ましたし、このバイクが要求するライディングスタイルについて理解出来ました。まだ学びの段階ですが、非常に良い形でテストを終えることが出来ました。次回の最後のテストであるフィリップアイランドに向けて作業が必要な内容は理解出来たと思います。」

マルコ・メランドリ

「非常に難しいテストで、正直もっと良い形を期待していました。ただ解決策が見つからない非常に難しい状況にいます。今は自分が望むようにブレーキングをするのが非常に難しいんです。ブレーキングからエントリーで自分のライディングスタイルにバイクが応えてくれないんです。ポルティマオで出来ることは全て試しましたが十分ではないようです。フィリップアイランドではもう少し異なるオプションを試していきたいと思います。」

(Source: yamaha-racing)

(Photo courtesy of yamaha-racing)