KTM移籍以来苦戦が続くザルコ。ブレーキング時のスライドで曲げる乗り方ではなく、ナチュラルな挙動でスムーズにライディングしたいザルコにとっては、KTMはどうにも曲がらないバイクと感じてしまうようです。アグレッシブなライディングスタイルのポル・エスパルガロのほうが結果を出していることから、どうしてもバイクの開発もポルの方向に引きずられていると言えそうです。

テスト16番手 ヨハン・ザルコ

「良い1日を期待していました。レースの後にこうしてトラックで作業が出来るのは良いものです。3周も走ればすぐに作業を開始出来ますからね。エンジニア達と色々な作業をしていましたが、こういう作業になるとコンスタントに走行することが難しいんですよね。ファビオ・クアルタラロはミシュランの新しいタイヤで素晴らしいタイムを記録していました。自分も試してみたのですが、予選タイムから少し改善をすることが出来ました。いずれにしても多くの周回をこなしてチームのために多くの情報を持ち帰ることが出来ました。高速コーナーへのエントリーでフロントのフィーリングが向上しました。そしてこれをベースにリアエンドの改善作業を行うことも出来ています。」

(Source: KTM)

(Photo courtesy of KTM)