4度WSBKタイトルを獲得しているカワサキのジョナサン・レイが、元チームメイトのトム・サイクス、レオン・ハスラムを従えて優勝。アルヴァロ・バウティスタは転倒しチャンピオンシップリードを失う

ドニントンパークにおいてカワサキのジョナサン・レイはレース1で優勝しました。雨の中行われたレースの中で、レイは25ポイントを獲得。これでレイは今シーズン初めてチャンピオンシップをリードする形となりました。彼のリードはアルヴァロ・バウティスタに対して9ポイントで、アルヴァロ・バウティスタは初のイギリスでのレースで転倒しています。


日曜は朝から午後にかけて雨が続き、全てのライダーがレース1ではPirelli(ピレリ)のディアブロレインタイヤを使用。リアは2種類が使用可能で、新しいSCR1タイヤは低い気温に対応しており、これが全ライダーに選択されました。

スーパーポールを制したトム・サイクスはポールスタートを活かせずジョナサン・レイに抜かれます。レイはトップに立つと着実にリードを広げていき、最後には元チームメイトのサイクスに対して11秒の差を築いて優勝しました。後方ではレオン・ハスラムがロリス・バズを抑えて3位を獲得。


レース中盤ではサンドロ・コルテセ、ジョルディ・トーレス、アルヴァロ・バウティスタが10周目、11周目に続けて転倒。レイはひたすらにリードを重ね、アルヴァロ・バウティスタの転倒によって、今年初めてチャンピオンシップをリード。

独立チーム1位、そしてヤマハ最上位ではロリス・バズが4位で完走したことは特筆に値する出来事で、風邪によって欠場したレイテルバーガーに代わり出場したピーター・ヒックマンは7位を獲得しています。

WSBKライダーがレース1で使用したタイヤ

雨の影響でレース1では全てのライダーがウェットタイヤを前後に使用。特にリヤに関しては2つのオプションのうち新型のスタンダードディアブロレインのSCR1コンパウンドが使用されました。

(Source: Pirelli)

(Photo courtesy of Pirelli)