鈴鹿8耐において9日(火)から11日(木)の日程で鈴鹿8耐の公式合同テストが行われ、この中でトップタイムを記録したのはRed Bull Hondaで唯一5秒台となる2:05.939を記録。

2位は鈴鹿8耐で5連覇を狙うYamaha Factory Racing Team – 2:06.213、3位Musashi RT Harc-Pro Honda – 2:06.276、4位は世界耐久選手権(EWC)の昨年チャンピオンであるF.C.C. TSR Honda France – 2:06.789、5位Yoshimura Suzuki Motul Racing – 2:07.495、6位YART Yamaha – 2:07.709。なお、Red Bull Hondaのタイムは、2018年に予選でジョナサン・レイが記録した2:05.168に接近するタイム。

世界耐久選手権(EWC)の最終戦である鈴鹿8耐では、チャンピオンシップにおけるスタンディングを考える必要があるが、現在ランキング1位のTeam SRC Kawasaki Franceは総合132ポイントを獲得。2位のSuzuki Endurance Racing Teamは127ポイント、そして昨年チャンピオンのF.C.C. TSR Honda Franceは109ポイント。

チャンピオンシップ優勝を狙うSuzuki Endurance Racing Team、F.C.C. TSR Honda Franceはタイムを出すのではなく、セッティングを煮詰める作業を行っている様子で、様々な気温、路面温度、路面状況、日中、夜間でのデータ収集、タイヤ交換などのピット作業の練習も着実に練度が上がっている。

カワサキは、チャンピオンシップをリードするTeam SRC Kawasaki France、WSBKライダー3名で構成されるKawasaki Racing Teamの2チームが今週末のWSBKラグナ・セカ戦のためテストに参加していない。そのため、このテスト不参加が実際のレースにどう影響してくるかが不安要素。
なお、テスト3日目はレインコンディションとなり、今回の合同テストに参加したチームにとっては、何が起こるかわからない鈴鹿8耐において、レインコンディションで走行出来たことは大きなメリットとなる。

この後、鈴鹿8耐は24日(水)、25日(木)に再び合同テストを開催し、レースウィークを迎える。
(Source: EWC)

(Photo courtesy of EWC)