今回で200GP、ゼッケンと同じく93ポイントのリードを保ってレースに挑むマルケス。計算上は残りシーズンを常に6位で終えるだけでチャンピオンシップ優勝は出来るが、これからもアプローチ、メンタルは同じで毎回表彰台獲得を目指していくとのこと。
マルク・マルケス
「当然優勝を狙っていきますが、表彰台獲得が目標です。先週も難しいレースでしたが、25ポイントを持ち帰ることが出来ました。これでドヴィツィオーゾとの差を拡大しましたし、これからのレースは楽しみたいですね。アラゴンはレイアウトも好きですし楽ではないでしょうが100%を尽くします。」
「メンタルは変わらず表彰台を開幕戦と同様に狙っていきます。今までと同じメンタル、アプローチで週末を戦いと思います。どの選手がいようとも今まで同様に優勝争いをしていきたいと思います。」
「今までもこれからも自分のスタイルとしては限界を探して挑戦していくことです。若い時はこれが原因で良く転倒していました。2011年、2015年はこれでチャンピオンシップ優勝を逃したような気がします。でもプッシュは引き続き続けていきます。」
「先週のMoto2の最終ラップに関しては思うところがあります。グリーンに乗るということはトラックリミットを超えているということで、あくまでトラック外です。ここをレース中に使用してタイムを出すのはフェアでは無いでしょう。皆が終盤にプッシュしている中でグリーンに乗ってタイムを稼ぐというのは駄目でしょう。」
「レース前にもMotoGPではビニャーレスかクアルタラロとの戦いになると予想していて、彼らはターン11で速いため最終ラップはグリーンを使って最後のブレーキングポイントで抜いたらどうか?などとアルベルト(プーチ)とサンティと話していたんです。でも、それはフェアではないしペナルティーを食らうだろうということで止めておきました。Moto2では実際にこういったことが行われてペナルティーはなかったわけですけど、こういった事を一度許してしまうと歯止めが効かなくなります。」
「2020年型に関してはフロントのフィーリングの改善が課題です。今年のバイクである程度良くなってはいますが、以前としてフロントに問題があります。転倒はやはりホンダは多いですし、1周のタイムは速いもののコンスタントに走るのが非常に難しいんです。皆にとって乗りやすいバイクが必要でしょう。」
(Source: HRC)
(Photo courtesy of michelin)