マルケスとの差は93ポイントに拡大しているドヴィツィオーゾは、淡々と週末ごとにバイクの改善を続けていくことが重要と語る。バイクの性能差でもって、ライダー+バイクの総合力をイコールコンディションにしたいところだ。

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「サンマリノはテストの時から苦戦していました。優勝争いは難しいと思っていましたし、今出来るのは週末ごとに改善を進めていくことです。先週は皆がフロントに苦戦してタイヤをロックさせていました。その中でマルク、クアルタラロは前を走っており、さの差は大きかったですね。Ducatiも昨年より苦戦してしまいました。」

「アラゴンは相性はよくありませんが昨年はマルク、スズキと良いバトルがありました。ミサノよりも戦闘力を発揮していきたいですが、皆が戦闘力を発揮していますから、簡単ではないでしょう。

「来年に向けての開発はずっと続けていますが、毎回表彰台を獲得しているのはマルクのみという状況です。彼とチャンピオンシップ争いをするにはさらなる改善が必要です。」

「ライダーによってメーカーを変えるのは大変なことです。自分も3度こうした経験がありますけど、全てのバイクが大きく異なりました。ただライダーごとにアプローチは違うでしょうからね。オープンマインドであることが大切ですが、自分はホンダからヤマハに乗り換えた時は比較的速く対応が出来ました。」

「当時のヤマハのバイクは突出した部分はありませんでしたけど、とにかく安定感があってすぐに慣れることが出来ました。KTMの状況はわかりませんし、ヤマハからKTMへの乗り換えは相当な難しさでしょう。」

「ザルコがここまで苦戦するのは驚きですし、何かしら理由があるんでしょう。ただ、それを外部から伺い知ることは出来ません。ザルコは才能ある選手でファクトリー選手達よりもスピードがある時がありました。KTMがなぜザルコを走らせないのかはわかりませんね。」

(Source: Ducati)

(Photo courtesy of michelin)