アラゴンGP初日にNTS陣営は手堅い走り出しを決める
スペイン中央部に位置するモーターランドアラゴンで始まった第14戦アラゴンGP初日の金曜日、NTSRW Racing GPのボ・ベンスナイダーは着実なライディングで、午前のフリープラクティス(FP)1回目を順調に走り出しました。明日の予選Q2へダイレクト進出できそうにも見えましたが、午後のFP2終盤にラップタイムの更新をできず、初日は総合18番手で終えました。チームメイトのシモーネ・コルシは、午後のセッションで着実にラップタイムを更新しましたが、総合順位は22番手でした。
ベンスナイダーは午前のFP1で1分53秒700を記録して14番手につけ、ソリッドな走り出しを決めました。午後のFP2でも、セッション時間の大半でこの位置につけていました。「しかし、最後にニュータイヤを装着したときのアタックで、狙っていたようなタイム更新をできませんでした」と、NTS RW Racing GPのチームマネージャー、ヤルノ・ヤンセンは今日の走行を振り返りました。「とはいえ、タイム差は小さく、他の選手たちとかなり競りあっている状態です。明日は雨という予報もあるので、どんな展開になるかはまだ予断を許しません」今回も代役参戦として駆けつけたコルシは、午前から午後にかけて着実に前進を果たしました。しかし、順位は午前午後ともに22番手のままでした。
ボ・ベンスナイダー選手(ゼッケン64)
コメント(FP1-14番手 FP2-20番手 総合18番手)
「今日の午後は午前より風が強かったので、タイムを更新しづらい状況だったんだ。朝のセッションで僕よりも遅かった選手たちに、午後で上回られてしまったことが残念だ。ニュータイヤを入れてタイムアタックに臨もうとしたとき、左コーナーで振動が大きくなってしまった。このチャタリングの原因はまだ究明中だけど、明日の走行までにはしっかりと突き止めるよ。明日の走行でQ2に進出する自信はあるけれど、気象予報では雨という話なので、状況をしっかり見極めてセッションに臨むつもりだ」
シモーネ・コルシ選手(ゼッケン24)
コメント(FP1-22番手 FP2ー22番手 総合22番手)
「今日の順位には納得していないけれども、バイクそのもののフィーリングは先週のミザノよりもだいぶいい感触になってきた。セッティングを煮詰めていって、午後の走行では午前のタイムを更新できた。明日は、天候の様子とにらみ合いながらセッションを進めていきたい。日曜の決勝レースに向けて予選でいいグリッドを確保することが重要だから、明日は全力でがんばるよ」
(Source: NTS)
(Photo courtesy of NTS)