今年のマルケスについて「ほぼ完璧なシーズン」と評価するロッシ。そのマルケスに対して、ヤマハ、そしてロッシのシーズンは完璧からはほど遠い状況。来年からは新たなクルーチーフと共にスタートするとのこと。

バレンティーノ・ロッシ

「アラゴンでは練習走行でスピードがあったものの、レースで苦戦してしまいました。ヤマハの場合リアにソフトを使えず、ハードを使わざるを得ない状況でした。でもハードは使っていくとどう変化していくかが難しいタイヤで、自分の場合は6、7周で問題が出てしまったんです。昨年はタイでフロントロー、最後までマーべリックと共に表彰台争いが出来ていました。4位とは言えポジティブな週末でしたね。」

「昨年は後半からセッティング変えて良い形になりましたけど、今年もそうであるかはわかりません。天候もありますしね。来年から新しいクルーチーフとしてデイビットを加入させますが、彼は昨年ペッコと共に良い作業をしていました。タイトル争いの緊張感の中でチームをしっかりとまとめていた印象です。興奮することなく、状況をしっかりとコントロールすることがで出来ていました。VR46全体ではマイナスですが、トライしてみようということです。

「これはミサノの後にシルヴァーノと話合って来年から新しいクルーチーフを採用することを決めました。何か新しいことが必要だと思うんです。シルヴァーノ自身もヤマハとの仕事は続けつつも、もう少しストレスのない環境でイタリアからあまり外に出ずに仕事がしたいと思っているようです。」

ヤマハ自体もテストチームをしっかりと強化していきたいということですし、こうした事を総合的に考えてこういう結論に至ったわけです。シルヴァーノはヨーロッパでテストチームと共に来年から仕事をすることになりますね。」

今年はマルケスにとってほぼ完璧なシーズンでしょう。彼は1年目からMotoGPでスピードを発揮していますが、まだ若いもののトップレベルの走りをしています。バイクの調子が良くても悪くてもトップにいますからね。」

(Source: yamaha-racing)

(Photo courtesy of michelin)