昨年セパンで優勝しているマルケスだが、今年のホンダはエンジンがさらに強力になっていることから、Ducati同様にトップスピードを活かして戦うことが出来るはず。結果次第ではホルへ・ロレンソが保有する18戦での最多獲得ポイントをおそらく上回ることが可能だが、こうした記録は特に気にしていないとのこと。
マルク・マルケス
「良い状況で物事が進んでいます。バイクも最高ですし、新しく試す内容はどれも良い結果が出ています。アラゴンでも話したとおり目標は全てのレースを表彰台で終えることです。今週末もそれは同じで優勝を狙います。今年のバイクの内容、昨年優勝していることを考えると今年は良いレースが出来ると思います。」
「2つのロングストレートでは強力になったエンジンが役立つでしょうし。ただ、昨年の表彰台はホンダ、スズキ、ヤマハで、ストレートが最も速かったDucatiは表彰台を獲得していません。天候もそうですし、気温差が激しいのでトラックコンディションを理解するのが難しい週末でしょう。それでも全てのコンディションで練習走行からトップで戦って行きたいと思います。」
「ホルヘの最多ポイントを上回る可能性があるとしても戦略は変えません。チャンピオンシップ優勝がかかっていても戦略は変えませんでしたからね。18戦の中で最もポイントを獲得したライダーになる可能性はあるわけですが、こういう記録は新しいライダーが出てきたら再び更新されて忘れられていくものでしょうから、あまり気にはしていません。レースに向けたマインドは今までと同じ、残り2戦を表彰台で終えるというものです。もちろん優勝を狙っていきますが、それが可能かどうかは週末の中でライバルのレベルによってわかるでしょう。」
「チャンピオンシップ3位になるのはマーべリック・ビニャーレスじゃないでしょうか?雨が続けばペトルッチも速いと思いますけど、おそらくマーべリック・ビニャーレス、ファビオ・クアルタラロの2人が3位を争うことになるんじゃないでしょうか。Moto2に関しては弟にかける言葉は直感に従えということですかね。チャンピオンシップ争いをしていること自体が難しいわけですが、それをリードしているとなると余計に難しいでしょう。ライバルはポイントを獲得するだけですから。フィリップアイランドは彼が苦手なトラックだったわけですが、今回は得意なサーキットですからチームと共に作業を進めて欲しいですね。」
(Source: HRC)
(Photo courtesy of michelin)