肩をかばいながら走行したマルク、タイヤへの適合を目指すアレックス
セパンテスト2日目はドライコンディションとなり、マルクス兄弟はそれぞれテストプログラムを進めることができた。チームのテストプログラムに沿いながらも、マルク・マルケスは痛めた肩が開幕戦のカタールグランプリで最高のコンディションとなるよう、セーブしながらのテストとなった。
マルクのベストタイムは1分59秒097で47周を走行。マルク・マルケスは2020年シーズンに向けた様々なアイテムを試しながら、フィジカルコンディションに関しても様子を見ながらテストを進めた。なお、終盤にマルクはターン3で転倒しているが怪我は無い。
アレックス・マルケスはこの日1分59秒661を記録。アレックスは長い周回数を連続して走行し、ユーズドタイヤに関しても理解を深めた。アレックスは66周を走行し、この日のテストを行っている。
今の肩の状態では少しのミスが命取り
マルク・マルケス
「肩の調子は昨日より良いのでそれが嬉しいですね。残念ながら転倒してしまいましたが外から見ると大きな転倒に見えますが実際は低速の転倒でした。体は大丈夫ですが100%集中している必要があります。自分の今の状態では少しのミスが命取りです。」
「今日やるべき事は、転倒する前に終わっていたので、必要な作業の足かせにはなっていません。今日のゴールは45周走ることで、明日はさらに周回数を重ねて新しいタイヤとバイクに加えた変更点に関して確認をしたいと思っています。」
アレックス・マルケス
「今日はユーズドタイヤで非常に良い作業ができたので嬉しいですね。タイヤについて学習しそれに適合していくことがゴールの1つでした。朝にタイムアタックをしましたがあまり良いライティングではありませんでした。それを考えると1分59秒6と言うのは全く悪くないタイムでしょう。」
「今日最も重要だったのはロングランをしたこと、、良いペースで走れたこと、そしてフィジカル面で必要な部分を確認できたことでしょう。全体的にフィーリングは良いですし、今までやってきたこと、またそのやり方に関しても満足しています。」
(Source: HRC)
(Photo courtesy of HRC)