Aruba.it RacingはAutodromo Enzo e Dino Ferrariにおいてチームプレゼンテーションを行った。プレゼンテーションにはDucati CEOのクラウディオ・ドメニカーリ、ジェネラル・マネージャーのジジ・ダッリーニャ、スポーティングディレクターのパオロ・チャバッティ、Aruba.itチーム代表のSerafino Fotiなどが参加。さらにライダーのチャズ・デイビス、スコット・レディングらも参加している。

今年からAruba.itで走るスコット・レディングは、MotoGPの後にBSBに参戦し初年度にチャンピオンを獲得、チームメイトのチャズ・デイビスは7シーズン目となるベテランだ。昨年はアルヴァロ・バウティスタがジョナサン・レイに挑んだDucatiだったが、今年はテストから好調のスコット・レディング、悲願のタイトルを狙うチャズ・デイビスで挑む。

チーム代表 Stefano Cecconi

「Dino Ferrariサーキットでこうして発表を行うというのは大きな喜びです。今年のSBKイタリアラウンドはチームカラーに塗られたこのサーキットで行われますが、特別な機会となるでしょうね。今年でDucatiとは6年目ですが、これまでに得た結果は我々がタイトル獲得の有力候補であることを示していると思います。パニガーレV4Rのパフォーマンスとチャズ・デイビスの経験、スコット・レディングの情熱がチーム全体の情熱と献身と結びつき、勝利へのかけがえのない材料となることでしょう。」

Ducati CEO クラウディオ・ドメニカーリ

「2020年のDucatiスーパーバイクチームの発表を、Ducatiの本拠地であるボルゴ・パニガーレからほど近い、イモラのモーターバレーで行うことが出来て嬉しいですね。昨年パニガーレV4RがFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)でデビューし、17勝を挙げてその戦闘力を示しました。また2020年にはV4RにインスパイアされたパニガーレV4Sが登場し、世界中のディーラーで購入が可能です。Stefano Cecconiには、パートナーシップが始まったその時から続く情熱とプロ意識に感謝したいと思います。また、チャズとスコット、チームにはFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)での検討を祈念しています。」

ジジ・ダッリーニャ

「過去数ヶ月パニガーレV4Rの開発に注力してきました。今年はライバルからも新型車両が登場しており、Ducatiのバイクが昨年高い競争力を発揮したと言え、厳しい争いが繰り広げられると思っています。Stefano Cecconiが述べたように、我々が望むのは2011年以来となるタイトル獲得のみで、Ducatiには2人の素晴らしいライダーがます。チャズはDucatiと7年間共にやってきたライダーで、チームの柱となる存在です。スコットはBSBチャンピオンを獲得し、ウインターテストで既にスピードを発揮しています。フィリプアイランドから開始となるチャンピオンシップで優勝出来る要素は全て兼ね備えていると思っています。」

チャズ・デイビス

「期待は大きいですね。2019年は後半からパフォーマンスと結果がついてきました。最後のレースでは常に表彰台争いをしていましたから。目標はさらに高く、今までの経験が活きてくるはずです。ラップタイムを追求していたわけではありませんが、ウインターテスト間に素晴らしい仕事が出来ました。1年前よりも快適に感じていますし、フィジカルもバイクのフィーリングも最高です。今までサポートしてくれているファンには感謝を捧げたいと思いますし、このサーキットで共に勝利を喜びたいと思います。」

スコット・レディング

「この新しい冒険に興奮しています。良いスタートをすることが重要で、特に開幕戦の舞台であるフィリプアイランドは自分も良く知るサーキットです。自分達のポテンシャルは不明ですが、出来る限り早く勝利したいと思います。テストで成し遂げた内容には満足していますし、素晴らしい仕事をしてくれ、多くの自信を与えてくれたチームに感謝しています。チーム全体が共通の目標を持っていることが非常に重要で、最高の形で自分を迎えてくれたAruba.itとDucatiには感謝ですね。Ducatiファンの情熱は非常に高いことを知っていますから、彼らの期待に添えるよう最大限の力を注ぎ、タイトルをボローニャに持ち帰りたいと思います。」


(Source: Ducati)

(Photo courtesy of Ducati)