bimota by Kawasaki Racing Team(BbKRT)のレギュラーライダー、アクセル・バッサーニとアレックス・ロウズは、2025年FIMスーパーバイク世界選手権(WorldSBK)第3戦となるチェコ・モストで再び戦いの舞台に立つ。5月16日から18日にかけて開催されるこのラウンドは、今季の中でも特にテクニカルなサーキットとして知られる。

bimota KB998 Riminiを駆るBbKRTは、ワールドスーパーバイク仕様の5メーカーと対峙する新興勢力として注目を集めており、アクセルとアレックスはすでにいくつかのレースで好結果を残している。特にアッセンでの第2レースでは、バッサーニが5位、ロウズが6位と、それぞれ今季最高位をマークした。

モスト・サーキットは、テクニカルかつ丘陵に広がるレイアウトが特徴で、全長4.212kmの中に21のコーナーが詰め込まれている。ストレートは短く、体力的にもタフなコースだ。今季、Kb998 Riminiにとってはオランダ・イタリアに続く新規参戦サーキットとなり、事前テストなしでの実戦投入となる。

5月16日(金)には45分間のフリープラクティス(FP1・FP2)が行われ、17日(土)にはFP3、スーパーポール予選、そして22周のレース1が予定されている。18日(日)には10周のスーパーポールレースと、同じく22周のレース2が開催される。このモスト戦を終えると、次戦ミサノ(6月13〜15日)までは3週間のインターバルに入る。

アクセル・バッサーニ

「昨年のモストは正直厳しかったですが、年によって状況は変わりますし、その前の年は調子が良かったので、今年もいい感触で行けると思います。全体的に見れば、モストは僕たちにとって悪くないかもしれません。長いストレートが少ないので、それもプラスです。ただ、コーナーの連続で休む暇がなく、身体的にはキツいレイアウトです。でもマシンのセットアップがうまくいけば、楽しめると思います。」

アレックス・ロウズのコメント

「モストは一風変わった挑戦ですが、ファンも情熱的で楽しいサーキットです。チェコでの週末を楽しみにしています。ここ最近、予選が課題になっているので、できるだけ前のグリッドを狙っていきたいです。今季のWorldSBKは接戦続きなので、土曜午前のスーパーポールで良い結果が出せれば、週末全体が変わってきます。Kb998にとってはまた新しいサーキットですが、チーム22と共に金曜から全力で取り組みます。今年の目標は常に進化し、毎戦でベストなポジションを争うことです。」