ブレガがレース2も制してドゥカティ最多勝タイ記録

2025年スーパーバイク世界選手権(WorldSBK)第4戦クレモナラウンド最終日、Race 2でもニコロ・ブレガ(Aruba.it Racing – Ducati)が圧勝。トプラック・ラズガットリオグル(ROKiT BMW)との序盤の攻防を制し、最終的に1.826秒差でトップチェッカー。週末3レースすべてで勝利を挙げ、イタリア人ドゥカティライダーとしてジャンカルロ・ファラッパ、フランキー・キリと並ぶ通算最多勝を記録した。

ラズガットリオグルは反撃叶わずもP2死守、バウティスタは3戦連続P3

スタート直後にリードを奪ったのはトプラックだったが、ブレガは4周目のターンで首位を奪い返すと、そこからは完璧なペースでリードを拡大。トプラックはついていくことができず、それでも2位を守ってポイント差の拡大を最小限に抑えた。なお、これが彼にとってWorldSBK通算150回目の表彰台となる。

アルバロ・バウティスタ(Aruba.it Racing – Ducati)は週末すべてのレースで3位に入り、今季9度目の表彰台。またこのRace 2でWorldSBK通算216戦目を迎え、ルーベン・チャウスを抜いてスペイン人最多出走記録を更新した。

ペトルッチが週末最上位のP4、ロウズは体調不良抱えながらも奮闘のP5

昨年のクレモナ三連勝男、ダニロ・ペトルッチ(Barni Spark Racing Team)はP6スタートから追い上げを見せ、P4でフィニッシュ。体調不良の中でも強さを見せたサム・ロウズ(ELF Marc VDS Racing)はホンダ勢2人を後半に抜いてP5を獲得した。イケル・レクオナ(Honda HRC)はロウズと0.202秒差でP6、チャビ・ビエルへ(Honda HRC)はさらに0.617秒遅れてP7に。

ロカテッリ、地元でヤマハ最上位もP8止まり

序盤P5までポジションを上げたアンドレア・ロカテッリ(Pata Maxus Yamaha)だったが、終盤に順位を落としP8でゴール。ミハエル・ファン・デル・マーク(ROKiT BMW)はイアンノーネとのバトルを制してP9、レミー・ガードナー(GYTR GRT Yamaha)はP10。

アレックス・ロウズ(bimota by Kawasaki)はP16スタートからP11まで順位を上げ、アメリカ人ライダーのギャレット・ガーロフ(Kawasaki)もP18スタートからP12にジャンプアップ。スコット・レディング、アンドレア・イアンノーネ、アクスル・バッサーニがポイント圏内を締めくくった。