ブレガがスーパーポールレースでも首位独走

2025年スーパーバイク世界選手権(WorldSBK)イタリアラウンド最終日、クレモナ・サーキットで行われたスーパーポールレースで、ニコロ・ブレガ(Aruba.it Racing – Ducati)が再びトプラック・ラズガットリオグル(ROKiT BMW Motorrad)を突き放し、今大会2勝目を挙げた。3位にはチームメイトのアルバロ・バウティスタが続き、ドゥカティ勢が1-3フィニッシュを達成した。

ホールショットから完勝、ブレガが1分27秒台の新記録で優勝

ポールポジションから好スタートを決めたブレガは、1周目からレースを支配。序盤は3番グリッドスタートのトプラックがP2へ浮上し食らいついたが、8周目にはその差を1.6秒に広げ完全に突き放した。最終的には1.456秒差でチェッカーを受け、1’27.980のファステストラップでラップレコードも更新。地元イタリアでの初勝利からわずか一日で、圧倒的な連勝劇を見せつけた。

バウティスタはP3獲得

バウティスタは、好スタートを決められなかったサム・ロウズ(ELF Marc VDS Racing)を交わして序盤でP3を確保。その後は上位2台に引き離されながらも後続を突き放し、6.060秒差の3位でゴール。ロウズは4位でフィニッシュし、前日の苦戦から立て直しを見せた。

ビエルへ、再び今季ベストタイのP5/ペトルッチも自己最高のP6

チャビ・ビエルへ(Honda HRC)はRace 1と同じくP5フィニッシュで、今季ベストリザルトに再び並んだ。ダニロ・ペトルッチ(Barni Spark)は今週末最上位となるP6を記録。アンドレア・ロカテッリ(Pata Maxus Yamaha)はP8スタートから1つ順位を上げP7、アンドレア・イアンノーネ(Team Pata Go Eleven)をわずか0.2秒差で抑えた。イアンノーネはRace 1のP4に続いて今季好調を維持している。

ヴァン・デル・マークが激戦制してP9、レクオナは転倒

マイケル・ファン・デル・マーク(ROKiT BMW)はイアンノーネ、イケル・レクオナ(Honda HRC)との接戦を制し、最終的にP9を確保。レクオナは9周目のターン2でスリップダウンしリタイアとなった。