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ホンダ 2020年のスーパーバイク世界選手権 参戦体制を発表

ホンダ スーパーバイク世界選手権 チームローンチ

HRC(株式会社ホンダ・レーシング)はHondaウエルカムプラザ青山においてスーパーバイク世界選手権 チームローンチを行った。会場にはHRC(株式会社ホンダ・レーシング)の代表取締役社長 野村欣滋氏、HRCの桒田哲宏氏を始め、アルバロ・バウティスタ選手、レオン・ハスラム選手、高橋巧選手などが参加。いよいよ今月末に開幕が迫る2020年のFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)に向けての思いを語った。なお、コロナウイルスの影響で予定されていた一般公開は中止となった。

WorldSBK factory Team HRC アルヴァロ・バウティスタ

「この新しいプロジェクトの一員になれたことが嬉しいですね。多くの方から暖かく迎えていただけますから、日本に来るのは非常に楽しみなんです。シーズンスタートが非常に楽しみですし、バイクの開発を進めていきたいと思っています。HRCと共に優勝を目指していきたいですね。

バイクに初めて乗った時に感じたのはエンジンのパワフルさです。勿論改善が必要な内容はありますしチームも新しいですから、お互いを理解してすぐに作業を進めていくのは大変になると思います。フィリップアイランドでは最後のテストがありますが、バイクとチームについてはある程度理解出来ていますから、フィーリングを向上させていくことになるでしょう。フィリップアイランドでは昨年3勝していますし、開幕が楽しみですね。」

「自分にとっては直列4気筒という今まで乗ってきたV型4気筒エンジンではないエンジンを使用したバイクになりますから、さらに走りこんで特性に慣れて行く必要があります。11月の時点ではまずはエンジンについて理解を深めることを優先しました。この部分で前進が出来たので次はフィーリングの改善に挑んでいきます。」

11月の時点ではフィーリング改善を進めるために十分なツールが揃っておらず、HRCにリクエストを出していました。この部分の改善も進んでいるでしょうから、今後はセットアップ改善に注力していきます。これからシーズンを迎えるにあたりプレッシャーは感じていません。とにかく集中してベストを尽くし、まずは優勝を目指し、優勝が出来て初めてチャンピオンシップを考えることが出来るでしょう。」

「ジョナサン・レイは実に強力なライダーです。状況をコントロールする術を知っていますし、このカテゴリーを良く理解しています。ミスをしないことでも知られるライダーですから、自分もミスをしないことが重要です。昨年は自分のミスもありましたし、他のライダーのミスに巻き込まれることもありました。昨年の経験を生かして戦いたいですね。」

WorldSBK factory Team HRC レオン・ハスラム

「このプロジェクトの一員であることは夢が叶ったと言えます。新型ファイヤーブレードは最高でテストの1周目から笑顔がこぼれました。オーストラリアでの開幕が待ち遠しいです。本当にエキサイトしています。」

「新型のCBRをテスト、市販車にドーハで乗りましたが、市販車と競技車両のレベルがここまで近い車両は初めてです。バイクとチームは確かに新しいものの、多くの人がこのプロジェクトに注力しています。期待したいですね。」

「フィリップアイランドはスーパーバイク世界選手権(SBK)で初優勝したトラックで、2009年にホンダで表彰台を獲得していますから良い思い出があります。それに開幕前の最後のテストをするには最高の場所です。お気に入りのトラックで良いフィーリングでテストが出来ると思います。」

「過去のホンダバイクは良い印象がありますが、今回のバイクはHRCのサポートもあって楽しみにしています。開発が必要な内容は多々ありますが、戦っていく上で最高のツールとチームが背後にいると感じています。ベストを尽くしていきたいですね。」

「HRCは父の影響もありますし最高の思い出があるチームです。最高の環境、最高のチームで挑む形になりますので、ベストを尽くします。HRCで戦う以上勝利を目指すことになります。そのためのツールは揃っていると思いますし、時間があれば結果を出すことが出来るでしょう。ジョナサン・レイが過去5年間チャンピオンになっているわけですが、ホンダは今までファクトリー体制で参戦していなかったわけですから、選手権に新しい要素が加わったと言えると思いますね。」

 

HRC 桒田哲宏

「今年の目標はもちろん勝利にこだわっていきます。そして同時に新しいバイクですからその性能をしっかりと把握することが重要になります。MIEとは協力してマシンの開発をしていく形になりますが、当然バイクは異なります。HRCはファクトリーチームですから開発も先行して行うことになります。スタート時点の差は大きくありませんが、既に中身は異なっていると言えます。」

FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)は競争が厳しいですから、こうして2チーム体制で戦っていくことが必要で、MIEからのフィードバックは貴重なデータになるでしょう。サテライトと異なり、ファクトリーチームは最高のチームと最高のライダーを揃えることが必要です。ですからレオンとアルヴァロに声をかけたわけですが、ドアノックをしたところしっかりと話を聞いてくれたのは嬉しかったですね。」

こういった最高のライダーがいるということはチームにとっても大きなモチベーションになります。世界選手権に参戦するということはホンダにとっても非常に重要なことです。なぜこのタイミングでというのはあると思いますが、今までの状況に関してはすべての選手権に全力でリソースを投入することは厳しかったという側面があります。」

「不況など経済的な問題もありましたが、FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)に関しては新型CBRと切っても切れない関係にあります。この世界選手権でホンダの技術力を証明していきたいと思います。

参戦に何年という区切りは考えていません。そもそもHRCはレースをする組織ですから、レースから撤退することを考えて参戦をスタートするわけではありません。そして参戦を続けるには勝ち続けることが必要で、結果を出していくことが求められるのです。」

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