MotoGP、F1の開催地として知られるテキサス州オースティンのCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)が無期限に閉鎖され、職員の解雇が進んでいる。米メディア「statement」が伝えるところによると、MotoGP、F1、インディーカーの会場として知られるCOTAは新型コロナウイルスの蔓延を受けて現在無期限に閉鎖されており、多くのスタッフが職を失っているようだ。
COTAで4月に開催が予定されていたイベントはMotoGPアメリカGPとインディーカーレース(AutoNation IndyCar Challenge)で、MotoGPは11月に延期、AutoNation IndyCar Challengeはキャンセルとなっている。またUSLチャンピオンシップは最低で30日間延期と発表されており、コンサートや国際会議なども中止が相次いでいる。
COTAの発表
「COTAは円形演技場、レーストラック、スポーツスタジアム、カンファレンスセンターを持ち、多くの友人や家族が訪れてかけがえのない思い出を作る場所です。しかし、コンサートやレース、各種のイベントがなければCOTAが使われる機会は多くありません。こうしたイベントよりも公衆の安全、衛生が最も重要であることは間違いありません。我々のコミュニティーがこのまま存続し、ウイルスの影響がなくなった時に、友人や家族と集った輝かしい時のように再開出来ることを願っています。」
「オースティンやそれ以外の世界各地からやってくるお客さんを、長年もてなしてくれた従業員、そしてその家族の仕事がないという状況に心を痛めています。記憶に残る素晴らしい思い出を作るという喜びは、世界の新型コロナウイルスの危機に飲み込まれてしまいました。イベント、観光業界にとっては最悪の時期です。スタッフ皆が健康に過ごし、各リーダーや専門家のアドバイスに真摯に耳を傾け、良き時に再びCOTAに戻ってきてくれることを願っています。」
(Photo courtesy of michelin)