シルバーストーンサーキットのマネージング・ディレクターであるスチュアート・プリングルは、2020年のイギリスGPチケット保有者に対して、もしレースが開催されなかった場合は100%の返金を約束すると発表した。
イギリスGPは改定後のカレンダーにおいて8月30日開催となっているが、ヨーロッパではイタリアから始まった新型コロナウイルスの感染拡大が、フランス、イギリス、スペインでも深刻化し、イギリス国内では日本のトイレットペーパー、消毒剤のような買い占めが様々な商品に及び、食料品もスーパーに供給されない事態となっている。
シルバーストーンサーキット スチュアート・プリングル
「イギリスは新型コロナウイルスとの戦いを進めており、シルバーストーンでイギリスGPを迎えるにあたり現在の状況をお伝えします。今週スポーツ運営団体より、イギリス政府のウイルス封じ込めを支援するため、4月の終わりまでイギリス国内における全てのモータースポーツの停止が発表されました。」
「多くのファンな既に今年の夏に開催されるMotoGP、F1のイギリス戦のチケットを購入していることと思いますが、もしこれらのイベントが開催出来るとしたら来場いただく皆さんには感謝を述べたいと思います。」
「実際のところ、数多くの国際スポーツイベント同様に、MotoGP、F1が開催可能であるかどうかは、8月時点にならないとわかりません。しかしF1、MotoGPのチケットを購入いただいた方に約束したいのは、シルバーストーンとしては両イベントの開催に向けて全力を尽くすということです。」
「F1については会長のチェイス・キャリーが明らかにしているように、欧州でチャンピオンシップを開催するのは5月以降にならないと難しいでしょう。またF1、MotoGPのチケットを既に入手されたファンの方については、両グランプリがキャンセルとなった場合は、チケットの代金については全額を返金させていただきます。」
「今後の状況については随時お知らせしていきたいと思いますが、この機会に皆にとって厳しい状況の中で忍耐強く我々のスポーツを支えてくださっているファンの皆さんに感謝したいと思います。何よりもファンの皆さんとご家族の安全と健康をお祈りいたします。」
(Source: silverstone circuit)
(Photo courtesy of michelin)