木曜のプレスカンファレンスから地元、ヨハン・ザルコ選手のコメントをご紹介します。地元ファンからは表彰台獲得を望む声が大きくなっているようですが、ザルコ選手自信も、2016年型M1は表彰台を獲得出来るポテンシャルはあると感じているとのこと。

 

ニック・ハリス

「MotoGPバイクでホームGPを走るというのはまさに夢のような瞬間で、特別な週末になりますね。」

ヨハン・ザルコ

「ええ。特別な週末になりますし、素晴らしいデビューシーズンになっていると思います。ヘレスでの素晴らしいレースの後、ファンが皆”ザルコ、次は表彰台を取ってくれ”と言うんです。もちろん自分もそれを望んでいます。今回新しい路面になったことで、ドライ、そしてウェットコンディションであっても自信を発揮出来ると思います。今はどのような状況でもバイクは良い走りをしてくれるので、トップライダー達についていかない手はありません。自分はまだ学んでいる状況ですし、過去のレースを分析すると、学ぶべき内容が沢山ありました。自分も出来る限り速く学んでいきたいと思っていますし、このバイクは表彰台を獲得出来るポテンシャルがあると思います。」

 

ニック・ハリス

「また今回フランスGPへの地元の注目も大きいですね。こうした大きな注目が集まっていることは感じていますか?随分と状況が変わりましたね。」

ヨハン・ザルコ

「ええ。今日は単純にプレスカンファレンスに出席するために来ただけですが、ファンが叫んでいて驚きました。MotoGPで成績を出すことは良いことですし、こうしてファンがサポートしてくれるわけですね。今のこの状況をモチベーションに変えて、さらにプッシュしていきたいと思います。フランスではモーターサイクルが大きな話題になって欲しいですし、自分がこれらのトップ選手達についていけば、それも可能だと思います。」

 

ニック・ハリス

「ファンが皆が表彰台は獲得出来るか?と聞いてくるということですが、どうでしょう。表彰台は獲得出来そうですか?」

ヨハン・ザルコ

「どうでしょうね。昨年のレースを分析したんですが、昨年はホルへが圧倒的なスピードで、ヴァレンティーノもまた良い走りをしていました。ヤマハのバイクは他を寄せ付けない走りをしていました。今年は状況はまた違いますが、ヤマハが昨年強かったんだという事を心に留めて同じフィーリングを得ることが出来るようにしたいと思います。ただ天候が大きな要因にはなりますから、明日がもしウェットコンディションでスタートするのであれば、自分にとってはこれはアドバンテージになるでしょう。最初は徐々にスタートしていって、ドライになる中で時間をかけて良い走りを組み立てられると思っています。」

(Photo courtesy of michelin)