フランスGPの木曜プレスカンファレンスからロレンソ選手のコメントをご紹介します。ロレンソ選手はル・マンとの相性が良いですが今年はDucatiということで、どのようなレースになるかは全くわかりません。しかし新しい路面でグリップが向上しているというのは、ロレンソ選手にとっては大きなプラス要因です。今週末も期待しましょう。
ニック・ハリス
「ここでは素晴らしい結果を残しており、ヘレスでは3位を獲得しました。良い気分でル・マンを迎えたことと思いますが。」
ホルへ・ロレンソ
「ええ。ここは自分にとって2003年から良いトラックです。ここは初めて予選1列目を獲得したサーキットですし、全てのクラスで良い結果を獲得しています。自分にとっては特別なトラックと言えるでしょう。それに過去3年間はドヴィツィオーゾとイアンノーネが高い戦力を発揮していました。昨年はイアンノーネ、ドヴィツィオーゾ、マルケスも3位走行中に転倒しました。統計上はDucatiと自分のライディングスタイルに合っているトラックです。新しいアスファルトがどうであるか、グリップはどうか、バンプはどうか、そして天候はどうであるかですね。雨模様ですが、改善する可能性もありますからね。」
ニック・ハリス
「日曜のヘレスはあなたとチームにとっては素晴らしい瞬間だったでしょうね。今までは相当苦しかったでしょうから。」
ホルへ・ロレンソ
「タフというか、僅か4戦でしたが長く感じました。自分はMotoGPのキャリア全てで良い結果が得られていましたから。グリッド後方からスタートすることには慣れていませんし、トップ選手との差を1秒以内にするということに苦戦はしてきませんでしたから。ただ、けして諦めませんでしたし、自分、チームを信じていましたし、バイクのポテンシャルも信じていました。単純にバイクに慣れるために距離を走り込むことが必要だったんです。まだやるべき作業は残っていますが、バイクをより自然に感じ、快適に走る事が出来ています。TVを見ていてもわかるでしょうし、自分もバイクの上でこれを感じる事が出来ています。」
ニック・ハリス
「表彰台を再び獲得することは出来ますか?また優勝はどうでしょうか?」
ホルへ・ロレンソ
「MotoGPではどんなことも起き得るでしょう。結果に対して明確なアイディアを持っていること、そしてバイクに集中し、自分のライディングを向上することに集中している事が重要です。これらが合わさって日曜の結果が得られるんです。ですから、それに集中するということですね。」
Q
「ホルへ、ムジェロでのテストはいかがでしたか?」
ホルへ・ロレンソ
「ムジェロでミケーレ、自分、ドヴィでテストを行ないました。ムジェロで良い結果を残すのは自分達にとって重要なのでテストを行ったんです。トラックは少し滑りやすく、昨年よりもバンプを感じました。ただ自分も63周ほど走って走行距離を重ねることが出来ました。特に新しいパーツはありませんでしたが、タイヤに関してのセットアップを進めました。」
(Photo courtesy of michelin)