ブラッド・ビンダーは引き続き2021年もファクトリーチームからのMotoGP参戦となる。ブラッド・ビンダーが残り、ミゲル・オリヴェイラがファクトリーチームへと昇格したことで、ポル・エスパルガロのKTM離脱が確実なものとなり、KTM側からもポル・エスパルガロが2020年シーズンを最後にチームと袂を分かつ旨の発表があった。
24歳のブラッド・ビンダーは2015年からKTMファミリーで戦ってきた選手で、ミゲル・オリヴェイラと共に、KTMが長い年月をかけて構築を進めてきた”KTM GPアカデミー”システムで育ってきた選手だ。2021年はこのアカデミーで育った両選手が最高峰クラスでタッグを組む形となり、KTMにとっても長期で進めてきたプロジェクトが実った年だと言えるだろう。
ブラッド・ビンダー
「レッドブル・KTM・ファクトリーレーシングで再びRC16を操縦する機会を与えていただけることが嬉しいですね。今年は自分にとって初のMotoGPクラスとなります。この素晴らしい機会に感謝すると共に、KTMと共に素晴らしい未来を歩みたいと思っています。」
ピット・バイラー
「ブラッドとミゲルは素晴らしいコンビネーションを過去に見せてくれました。全てのステージにおいて、2人ともその才能と勝利への渇望を見せてくれました。MotoGPプロジェクトをさらに進めていくために、2人が確たる決意を持っていると確信しています。」
マイク・レイトナー
「ブラッド・ビンダーの才能、そしてポテンシャルも明確です。今年はルーキーですが、総力を上げて彼の学習を助け、2021年に向けて準備を進めたいと思います。今は2020年のレースに集中して行きたいと思いますが、何よりもこのレースカレンダーの実現に注力してくれた皆さんに感謝したいと思います。現時点でのライダーラインナップに自信はあります。ブラッドは学習を進めるでしょうし、ポルは素晴らしい結果を得ることが出来る可能性がありますからね。」
(Source: KTM)
(Photo courtesy of KTM)