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ロジャー・リー・ヘイデン「兄さん、また一緒に走る時まで。。愛をこめて」

ニッキー・ヘイデン選手の弟のロジャー・リー・ヘイデン選手(Moto Americaに参戦中)が、SNS上で、最愛の兄へのお別れを述べています。

「ニッキー。兄さん、俺達のストーリーはこんな風に終わるはずじゃなかっただろ。兄さんが世界チャンピオンになったのには理由があるんだ。兄さんみたいにバイクレースへの欲望を持った人間には会ったことがないよ。一緒に同じ部屋で大きくなったのを覚えてる。前のレースから学んだ事を書き込んだノートで勉強していたね。俺たち、まだ12か13歳のガキだった。兄さんが世界チャンピオンを獲った次の月曜日は絶対に忘れない。ランニングに行くのに起こされたね。これが兄さんを他の選手達とは別の伝説の選手にしていたものなんだ。俺も同じように進んでいけると思う。」

「兄さんは、誰をも素晴らしい自分にすることが出来た。兄さんがここにいなかった時は、兄さんと一緒にバイク、自転車で走った時の差を埋めるために走っていたんだ。兄さんは俺を限界までプッシュするのを手伝ってくれた。でも、もっと大事なことは、俺は兄さんが俺にとってどんな兄貴だったかを、これからもずっと覚えているってことだ。兄さんは伝説のレーサーで兄貴だった。俺の人生にどんなことがあっても常に傍らにいてくれた。俺を助けようとしてくれた。兄さんが俺の最高のここ数年を見ることが出来て嬉しかった。バイクの上だけでなくて、主にバイクから降りている時のことさ。ここに座ってなぜなんだ?と1日中考えることが出来る。でも、33年間、あなたみたいな兄貴を持てた事に感謝したい。」

「姪っ子はまかせて。彼女らが大学に行くまではボーイフレンドは作らせないから。甥っ子には、どんな道を選ぶにしても、チャンピオンになるには何が必要かを教えるよ。この写真は俺にとっては特別なんだ。何度か不幸なレースの後、兄さんの世界チャンピオンの夢は潰えたと思った後、俺は兄さんをこんな風に抱きかかえて”まだ兄さんの年だ!”と言ったんだ。そして、兄さんは世界チャンプになった後、俺をパドックで見た時に一番最初に同じ事をしてくれた。俺にもそうだと言ってよ。今こんなにも厳しい時でも、俺は信仰を捨てていない。もし神様が兄さんをお召しになるのなら、それは仕方ないんだろう。また一緒に走る時まで。。愛をこめて。」

(Photo courtesy of nickyhayden.com)

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