Honda、HRCからのお悔やみ
ニッキー・ヘイデン選手は、レースキャリアの多くをHRCライダーとして過ごし、母国である米国で、そして世界選手権において、たくさんの栄光を手にしました。ニッキーは、1999年にAMAスーパースポーツ選手権、2002年にAMAスーパーバイク選手権、そして2006年にはRepsol Honda TeamでMotoGP世界選手権を制覇。昨年からは、Ten Kate Hondaからスーパーバイク世界選手権に参戦し、初年度で勝利を挙げました。

ニッキーは、5月17日(水)にイタリアのリミニで起きたサイクリング中の事故によって、帰らぬ人となりました。多くの人に愛されたライダーを失ったという悲しいニュースは、バイクコミュニティーにとって、そしてHRC全員にとって大きな打撃です。

ニッキー・ヘイデン選手に対して心から感謝するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます。

株式会社ホンダ・レーシング 代表取締役社長 野村欣滋のコメント

「ニッキー・ヘイデン選手のご家族、ご婚約者、友人の皆さんへ、すべてのHRC社員およびレーシングチームを代表して、心よりお悔やみ申し上げます。ニッキーは、我々HRCファミリーの一員であり、非常に親しい友人でもあったので、未だに信じられない気持ちです。共に2度のAMAタイトルを獲得し、2006年にはMotoGPの栄冠を勝ち取ることもできました。事故が起こるまさにそのときまで、彼はRed Bull Honda World Superbike Teamのために100%をささげてくれていました。ニッキーは、偉大なライダー、チャンピオンであるとともに、素晴らしい人物でもありました。どんな場所でもレースへの情熱とコミットメントを絶やさないその姿に対して、我々は常に尊敬の念を抱いてきました。その一方で、人を引き付けてやまないそのキャラクターで、バイクやレースの世界にいる誰もが彼のファンでした。我々HRCは、共に戦った愛すべきニッキーのことを決して忘れません。全員が深い悲しみにくれていますが、これから共に過ごした数々の特別な記憶を、思い出すことでしょう。私たちの思い、そして心は、今難しい状況にいるニッキーのご家族とともにあります」

(Photo courtesy of michelin)

<ホンダ プレスリリース>