2006年にヘイデン選手と共にMotoGPで世界チャンピオンを獲得したミシュランが、ニッキー・ヘイデン選手の訃報に際して、特別なメッセージを発表しています。

ミシュランは、元MotoGP世界チャンピオンであるニッキー・ヘイデンのあまりにも早すぎる死に心から哀悼の意を表します。アメリカのケンタッキー州、オーエンズボロ出身のヘイデンは、5月17日水曜日に、ミサノ・ワールド・サーキット近くを自転車で走行中に車との衝突事故にあいました。彼はチェゼーナのBufalini病院に運ばれる前に地元の病院に運ばれ、検査の結果ヘイデンは、脳に深刻なダメージがあり、多発性外傷を負っている事がわかりました。残念ながらヘイデンは月曜の夜にこうした怪我が原因で亡くなりました。彼の傍らには母親のローズ、兄のトミー、ニッキーのフィアンセであるジャッキーがいました。

ヘイデンはアメリカでフラットトラックとロードレースでの成功の後に、MotoGPパドックにミシュランを履いたレプソルホンダで2003年にデビュー。ニッキーはその後モーターサイクルレーシングにおける最高の称号となる世界チャンピオンを2006年に獲得。彼の優勝によって、世界選手権がシングルタイヤルールに移行する前の最後の年に、ミシュランはチャンピオンを獲得することが出来ました。また、この勝利によって”ケンタッキー・キッド”として親しまれたヘイデンは、2015年にMotoGP殿堂入りをすることとなりました。

ヘイデンの死はレーシングコミュニティに競技の垣根を超えて大きな衝撃として伝わりました。ミシュランはご遺族、ご友人、彼のレースチームであるRed Bullホンダワールドスーパーバイクチームに深い哀悼の意を表します。ニッキーは真の競技者であり、友人、素晴らしい人物で、世界中のパドックでその早すぎる死が惜しまれるでしょう。

パスカル・クワノン ミシュラン モータースポーツ部門ディレクター

「私たちは、皆ニッキーの突然の死について大きなショックと悲しみを受けています。彼は素晴らしい競技者で、真のチャンピオンであり、とても暖かくフレンドリーな人物でした。ミシュランは彼と共にMotoGPで戦えた事を誇りに思い、2006年に共に世界チャンピオンを獲得出来た事は、ミシュランの歴史にとっても特別なものです。彼の死はモーターサイクルレーシングの世界における大きな損失であり、同時に彼のご家族とご友人にとってもその損失は大きなものです。ミシュランを代表して、そして私個人からも、心からのお悔やみを申し上げます。」

<ミシュラン プレスリリース>

(Photo courtesy of michelin)