スペシャルヘルメットで皆が平等であることを訴えたフランコ・モルビデッリは予選2位。マーべリック、ファビオほどのスピードは無いが、徐々に結果を上げてきたと自ら語る。地元レースで表彰台を狙いたい。
フランコ・モルビデッリ

地元のレースなので、さらに努力したい

フランコ・モルビデッリ

「3週間前と比べると状況は大きくことなります。良い形で作業出来ていますし、徐々に調子を上げてきました。マーべリック、ファビオと比較すると、徐々に結果を上げてきたと言えますね。今のところ良い状況だと言えるでしょう。今までのレースに比べても良い作業が出来ていますし、地元のレースですからいつもよりも更に努力したいですね。」

フランコ・モルビデッリ
「スペシャルヘルメットを作る際に、人種差別などの大きな問題に言及したかったんです。しかし2020年自体に対して温かい気持ちを表現したかったんです。今年は皆にとって辛い始まり方でしたからね。辛い中でもファンのために素晴らしいレースをして、皆を笑顔にしたいと思っているんです。」

「ですから人種差別問題をあまり重い捉え方ではなく表現したかったんです。そしてスパイク・リーの”Do the Right Thing”という映画も、この人種差別を素晴らしい捉え方で表現しています。あるキャラクターが”いいかげん互いを嫌いあうのはやめにしよう。もううんざりだ”と言うんです。今回自分にそのキャラクターの服を着せて、ヘルメットに描いてみたいと思ったんですよ。」
フランコ・モルビデッリ
「そしてヘルメットの後ろには異なる言語で「平等」というメッセージを届けたいと思ったんです。皆が平等であることを理解する必要があると思うんです。コロナウイルスがこれを最悪の形で気づかせてくれましたが、しかしこれからの日常を取り戻した先にも平等であることを忘れてはいけません。」

(Source: sepang racing team)

(Photo courtesy of sepang racing team)