ドゥカティ・レノボ・チームは、カタルーニャGPからの連戦で、2025年シーズン第16戦となるミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリへ向かう。バルセロナでの戦いを終え、今週末は「ホーム」とも言えるミサノでのグランプリを迎える。コンストラクターズタイトルはすでに確定しており、これが通算7度目、そして6年連続の戴冠となった。
ミサノは2007年からMotoGPの舞台となっており、ドゥカティはこの地で計7勝を挙げている。昨年はプレミアクラスで通算100勝という歴史的節目も達成。これまでにケーシー・ストーナー(2007年)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(2018年)、フランチェスコ・バニャイア(2022年・2023年)、ホルヘ・マルティン(2023年)、エネア・バスティアニーニ(エミリア・ロマーニャGP)、そしてマルク・マルケス(2024年スプリント&決勝)の名が勝者リストに刻まれている。
現在ランキング首位のマルク・マルケスは、カタルーニャGPでスプリント勝利と決勝2位を記録。計487ポイント、スプリント14勝、GP10勝という強さを見せており、今季のタイトル争いで主導権を握っている。ミサノでは通算6勝目を狙い、海外ラウンド前に更なるリード拡大を図る。
一方、前戦バルセロナでの劇的な追い上げを見せたフランチェスコ・バニャイアは、母国GPとなるミサノで完全復活を目指す。過去2年連続で優勝している得意の舞台で、ファンの前での勝利を目指す。

マルク・マルケス
「カタルーニャでは素晴らしいレースでした。ファンと一緒に祝うことができたし、データの上では自分に合っていないとされるコースで、スプリントで勝って決勝も2位に入りました。アレックスが速いのは最初のフリープラクティスから分かっていましたし、特に最終セクターでは彼の方がペースが良かったです。ミサノは自分のスタイルに合っているので、ドゥカティファンのための週末にしたいと思っています。コースに出るのが楽しみです」
フランチェスコ・バニャイア
「ミサノはいつも特別な場所です。ドゥカティファンの声援を楽しみながら走りたいと思っています。カタルーニャでは苦しみましたが、最後は良い形で締めくくれました。予選の後は厳しい週末でしたが、日曜の決勝では力強い追い上げができました。あのレースで得られた良い感触をもとに、引き続きハードワークを続け、このサーキット特有の特性を活かして戦います」