BMWモトラッド・モータースポーツとROKiT BMWモトラッドWorldSBKチームが、2025年FIMスーパーバイク世界選手権(WorldSBK)第9戦マニクールで圧倒的なパフォーマンスを披露した。トプラック・ラズガットリオグルがポールポジションを獲得し、3レース全勝のハットトリックを達成。これで4大会連続、通算18勝目(そのうち12勝が連勝)となり、ライダーズ選手権では2位に39ポイント差をつけて首位を独走している。日曜のレース2ではBMWにとって記念すべきWorldSBK通算50勝目を飾ることとなった。

スヴェン・ブルッシュ(BMWモトラッド・モータースポーツ代表)

「シーズン最終盤への最高のスタートを切ることができました。我々にとって昨年まで複雑な感情を抱いていたマニクールですが、今年は完璧な週末でした。ラズガットリオグルが12連勝を果たしたのは言葉にならないほどです。集中力を切らすことなく、ミスを一切犯さず、BMW M 1000 RRの性能を常に最大限に引き出しています。彼はまさに別次元の領域で戦っていますね。」

「マイキー(ファン・デル・マーク)にも感謝したいです。初日からポテンシャルを感じさせてくれましたし、土曜のクラッシュは残念だったものの、日曜には素晴らしい戦いを見せてくれました。特にジョナサン・レイやアルヴァロ・バウティスタとの激戦は見応えがありました。チーム全員と、夏休み中も準備を続けてくれたスタッフたちに感謝したいです。アラゴンに向けて万全の体制で臨みます。」

クリスティアン・ゴンショール(BMWモトラッド・モータースポーツ 技術ディレクター)

「初日から完璧なチームワークが発揮され、素晴らしい週末になりました。マシンのパフォーマンスを最大限に引き出すため、チーム全体が一丸となって準備を進めてきた成果が、ようやく形になったと感じています。」

「マイキーは初回セッションからバイクに満足しており、非常に良い走りを見せてくれました。土曜日の転倒は残念でしたが、レースペース自体は非常に強力でしたし、日曜日の2レースでそれをしっかりと証明してくれました。」

「そしてトプラックが再びハットトリックを達成したことには、もはや言葉も見つかりません。彼の走りはまさに圧巻です。マニュファクチャラーズランキングで首位ドゥカティに3ポイント差まで迫れたのは大きな成果です。」

「ミュンヘンの開発チーム、ベルリンの工場で製造されている信頼性の高いエンジン、この両輪によって、我々はシーズン終盤まで攻め続ける準備が整っています。」

トプラック・ラズガットリオグル(ROKiT BMWモトラッドWorldSBKチーム)

「本当に嬉しいです。マニクールは自分にとってお気に入りのサーキットで、今回の週末はすべてのレースで非常に良い仕事ができました。今年のマニクールは、自分にとって特に重要なラウンドでした。なぜなら、昨年はここで走っていなかったからです。そのため、今年このような素晴らしい結果を残せたことを誇りに思います。」

「チームには心から感謝しています。今回の結果は完全にチームワークの賜物です。セッションを重ねるごとにマシンの状態が向上し、自分も常に勝利だけに集中することができました。そして、またしてもハットトリックを達成できました。」

「マニュファクチャラーズタイトルの獲得も、もちろん狙っています。自分のパフォーマンスも強力だと思いますが、それを支えているのは、懸命に働いてくれているチームの全員です。このBMWチームで走れることがとても嬉しいです。みんな本当に素晴らしく、まるで家族のような雰囲気です。」

「今はアラゴンに集中しています。次のラウンドもまた非常に重要な週末になると思っています。そこでも勝ちたいです。」