ドゥカティのスポーティングディレクター、マウロ・グラッシリが、2026年に向けてファクトリーチームのライダー陣に変更があるとの噂を明確に否定。特に、フランチェスコ・バニャイアとファビオ・ディ・ジャンアントニオの入れ替え説について「根拠のない憶測」と一蹴した。
バニャイアは日本GPで完璧な週末を披露し復調の兆しかと思えたが、その後の数戦では失速。現在はマルコ・ベッツェッキにランキング3位を明け渡し、ランキング4位に後退。一方、GP25を駆るディ・ジャンアントニオは、ファクトリー契約下でVR46から参戦しており、ランキング6位と善戦している。

マウロ・グラッシリ スポーティングディレクター
「状況は非常に明確です。ペッコはドゥカティのライダーであり、来年もファクトリーチームで走ります。ディッジャはファクトリー契約のライダーで、我々のファクトリー支援チームであるVR46で戦っていますが、それは来年も変わりません。昨年からVR46とのプロジェクトをスタートさせましたが、ディッジャは2026年も100%VR46で確定しています。」
「ニコロ・ブレガに関しては10月31日にMotoGPマシンをテストする予定で、その後ポルティマオでレースに出場するかを協議します。目標はポルトガルとバレンシアの2戦に出場させることですが、その前にテスト結果を見なければならないでしょう。」
「マルク・マルケスは4週間、絶対的な固定状態で過ごす必要があります。その後、1週間かけて身体的な回復と各種治療を行い、アスリートとして通常のトレーニングに戻っていきます。パニガーレV4やV2で走り込みを行い、来年1月初旬には100%の状態に仕上げることが目標ですね。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。