グリッドはけして良くなかったものの、中盤から追い上げて3位を獲得したジョアン・ミル。前を走るロッシに迫り、迷いのないライディングで一気に抜き去ったオーバーテイクは見事だった。今週末に向けて、予選、序盤のペースの改善を進めたいと語る。
ジョアン・ミル

優勝を狙うなら弱点の改善が必要

ジョアン・ミル

「今日のレースには満足ですね。素晴らしいレースだったと思います。100%を出し尽くしました。スタートではトップグループについていくのにグリップが足りず苦戦しました。タイヤがある程度摩耗してくると、良いペースで高速コーナーでスタビリティーを発揮して、ラップタイムも簡単に出るようになりました。」

「その後ポジションを回復しながら、トップ集団との差が詰まっていき、これなら表彰台を狙えると思ったんです。アレックス・リンスを抜いて、最終ラップにバレンティーノを抜きました。我ながら最高のオーバーテイクでした。」

ジョアン・ミル
「ロッシは素晴らしいレースをしていましたから申し訳なく思いますが、今日は自分の日でしたね。火曜に予選、そしてスタート序盤のペースという弱点を改善すべくテストを行います。優勝を狙うのであれば、これらを改善しないといけません。」

「チャンピオンシップ4位という結果は悪くないでしょう。4位以下の選手を見るとトップ選手がひしめいていますから。ただいろんな事が起きる可能性があると思います。皆が非常に強いですから、毎回表彰台をしっかりと争うことが重要です。」

「皆が優勝を狙っていて、明確なチャンピオンシップリーダー不在の状況です。ただ、今年は多くのバイクの戦闘力が高くことは間違いありません。」
ジョアン・ミル

(Source: suzuki-racing)

(Photo courtesy of michelin)