ドライでも良い形でレースが出来たはずだと語るダニーロ・ペトルッチは、得意な雨で他を寄せつけずに優勝した。もともとル・マンは相性が良く、何度も結果を出してきたトラックだが、初めて雨のレースで優勝を手にした。
失うものは何もないし、雨も得意だった
ダニーロ・ペトルッチ、
「最高の気分です。今朝の段階でドライで素晴らしいパフォーマンスを発揮出来ると思っていたんです。ですから雨が降って難しいレースになるなと思っていました。」
「失うものは何もありませんし、雨は得意でした。過去に表彰台も雨で獲得していますが優勝は今までなかったんです。こうして再び優勝出来るのを待ち望んでいました。」
「優勝をここル・マンで達成出来たのは本当に嬉しいことです。過去にもル・マンでは良い成績を収めていますが、今回の優勝は難しい時期に自分を信じてくれた人達に捧げたいと思います。」
「今日は序盤からフロントに立とうと思ってスタートからプッシュしました。路面の水がどの程度あるかわかりませんでしたが、とにかくプッシュしました。タイヤが今シーズン変わったことで苦戦を続けていて、電子制御の作業を進める中でミサノの方向を見つけ、バルセロナでようやく望んだ形になってきました。ですから、今回は大きなチャンスと思っていました。」
「バルセロナで出来た改善でフロントローを獲得出来ましたし、バイクのフィーリングが戻ってきました。予選でスピードを発揮して、すべてのコンディションで良い走りが出来ました。」
「ファンがいたおかげでスクリーンが映し出されており、アレックス・リンス、ポルが速いのがわかりました。しかしレインで強いライダーであるアレックス・マルケスが最終ラップに追い上げてくるのが恐ろしかったですね。ドヴィが間にいたのでポジションを上手く維持できました。」
「シーズンが始まる前にDucatiのシートを失って、誰も自分のことを信じてくれていないと感じていましたが、KTMが自分を信じてくれたんです。今まで自分を信じてくれた人達に感謝したいですし、今回のレースで自分がMotoGPでしっかりと優勝出来る証明になったと思います。」
(Source: Ducati)
(Photo courtesy of Ducati)