経験不足を乗り越え表彰台獲得
MotoGPルーキーのフェルミン・アルデゲルは、難しいコンディション下で行われたル・マンの決勝レースで見事なパフォーマンスを披露し、自身初の表彰台を手にした。スリックからレインへのタイヤ交換という未知の状況にも冷静に対応。スプリントレース3位と合わせて決勝でも3位を獲得した。

フェルミン・アルデゲル
「今日はスプリントレースよりも重要な結果です。より長いレースでの結果ですからね。今日は昨日から改善が進んだ中でしたが、自分の走りや状況のコントロールには満足しています。序盤はマルクを追うことが出来て良かったですね。スリックからレインに切り替えた後は経験がないことで期待はしていませんでしたが、フィーリングが良く表彰台で完走出来て本当に嬉しいですね。」
「今日のレースは本当に長かったです。序盤は前のライダー達を追う中で速い展開でしたが、レインタイヤに切り替えてから20周も走るのかという感覚でした。少ない経験を振り絞って走行を続けました。」
「今日は4位完走では悪くはありませんでしたが、ペースも良くてバイクの調子も良かったので100%でプッシュしたんです。ペドロを抜かないという選択肢もありましたが、スローダウンしていたら集中を失って転倒していたかもしれません。」
「Ducatiはグリッドで最も優れたバイクですがライディングは難しくありません。最初のレースではセッティングが合っていませんでしたが、徐々にバイクを理解してチームの理解も進み、自分のフィードバックも正確になっていきました。オースティン時点でスピードがあることを確認出来ましたが、ルーキーであることもわかっていますから落ち着いて作業をしています。」
