中上のRC213Vはトップスピードにおいて最下位、昨年型とは言え何かしらの改善が必要だと語る。全体的なフィーリングは悪くないようなので、レースに向けてバランスを見ながらセットアップを進めたい。中上 貴晶

トップスピードの改善が必要

中上 貴晶

「今朝は本当にトリッキーなコンディションでした。走行開始を遅らせたのは良い判断ですね。MotoGPバイクで路面温度が10℃を切っている状況で走行するのは非常に危険ですからね。右側のコーナーに関しては全くフィーリングを感じることができませんでした。このトラックではセクター3の後にバックストレートがあり、最終コーナーは左、ターン1も左コーナーです。」

「そこでターン2がいきなり右コーナーになるわけです。このコーナーではブレーキングをしませんから、簡単にフロントを失いやすいんです。FP1は全くバイクをリーンさせることが出来ませんでしたね。午後は太陽が出てきましたが、明日のコンディションをしっかりと確認する必要があるでしょう。また、トップスピードの改善が必要だと感じます。自分のバイクはトップスピードに置いて最下位ですからね。」

「昨年形のバイクを使っているとは言え、ホンダはパワフルなバイクです。Ducatiと比較すると10km/h以上もトップスピードで劣っている状況です。こうした状況があるのでラップタイムの改善が難しいです。ただ、全体的なバイクのフィーリングは悪くありません。ソフトタイヤは昨年のものよりも柔らかいので、タイヤロケーションは悪くありません。しかし、レースを走りきるのは難しいでしょう。」

(Source: HRC)

(Photo courtesy of michelin)