ミシュラン アラゴンGPレビュー2020

ミシュランがタイトルスポンサーとなったアラゴンGPで、シーズン8人目の優勝ライダーとなったのはTeam SUZUKI ECSTAR(チーム・スズキ・エクスター)のアレックス・リンスだった。

5,077mの反時計回りの今週末のアラゴンでは、寒さが大きな懸念事項となり、こうしたコンディションからレースは1時間遅い開催となった。路面温度31℃の状況の中で、ミシュラン・パワースリック・タイヤが素晴らしいレースを演出した。

グリッド10番手スタートのアレックス・リンスは、フロントグループに到達する前にポールポジションスタートのファビオ・クアルタラロをパス、序盤レースをリードしたマーべリック・ビニャーレスをその後抜いた。

リンスはソフトフロントとソフトリアの組み合わせで、後方ではアレックス・マルケスが11番グリッドからスタート、リードグループに加わった。終盤にマルケスはリンスに接近するもリンスが優勝。マルケスは2連続で2位を獲得、3位はジョアン・ミルだった。ジョアン・ミルはこれでチャンピオンシップ首位となり、スズキのMotoGPキャリアの中で最高の結果となった。

今週末は寒い中でのレースとなったため、チームにとってタイヤ選択が重要な要素となり、ハードフロント、ハードリアは使用されなかった。アレックス・リンスとジョアン・ミルは前後ソフト、マルケスはフロントにミディアムを使用している。

ビニャーレスが4位、中上貴晶はファーストインディペンデントライダーのポジションを獲得して5位、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)は6位、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)は7位でタイトル獲得の望みを繋いでいる。8位カル・クラッチロー、9位ジャック・ミラー、10位ヨハン・ザルコとなった。なお、フランセスコ・バグナイアが最高速351.8 Km / hを記録し、前回の最高速度から時速5キロ以上の増加となった。ミシュランは、10月25日にもアラゴンで2連戦を迎えるため、今週末の舞台であるアラゴンに留まる。

アレックス・リンス

「ここアラゴンで優勝出来たのは素晴らしいです。子供の頃はこの近くの村で夏を過ごしていました。この勝利はレースを観戦出来ないでいる皆に捧げるものです。スズキはジョアン・ミルと共に表彰台を獲得していますが、優勝を待ち望んでいました。本当に嬉しいです。今日のソフトタイヤは非常に上手く機能していました。練習ではミディアムを使用していましたが、ソフトフロントで自信を持って走行することが出来ました。」

ミシュランモータースポーツ 2 輪マネージャー:ピエロ・タラマッソ

「このミシュラングランプリは私たちにとって特別なイベントであり、今日は素晴らしいレースとシーズン8人目の勝者を生み出しました。今シーズンは既に4つの異なるメーカーが優勝していますが、これはミシュランタイヤが様々なモーターサイクルとライダーに上手く合っていることを示しています。」

「今週は気温が非常に低いため、全体的に厳しい週末でした。金曜日の朝の路面温度は10℃以下で、このような状況でタイヤから熱を発生させ、その熱を維持しようとすることは、ライダーにとって常に大きな要求です。」

「今回主催者はレースとセッションの開始時間延期を宣言しましたが、非常に正しい判断でしたね。午後は暖かくなってタイヤ選択の自由度が増しました。今回用意した6種類のうち4種類が使用され、困難な状況でしたがタイヤは機能しました。」

「来週もまたアラゴンでのレースとなりますが、予報は良くなっていますから、さらに素晴らしい週末、そして記録更新が出来るでしょう。」

(Source: michelin)

(Photo courtesy of michelin)