2021年の参戦計画が白紙のチャズ・デイビス。Ducati、そしてAruba.itはマイケル・ルーベン・リナルディを起用することを選択。シーズン全体を通じた成績に関しては、チャズ・デイビスはランキング3位。圧倒的な強さを発揮したジョナサン・レイ、スコット・レディングに続いてシーズン全体を通して存在感を見せつけた。

Ducatiにとっては世代後退という意味合いがあることはもちろんだが、Ducatiから明確な説明が得られなかったのがデイビスの心に引っかかっているようだ。
チャズ・デイビス

誰からも必要とされていないと感じた

チャズ・デイビス

「来年の参戦計画は白紙です。BMWのサテライトチームの可能性も特にありません。Ducatiを離れるとわかった時点でいろいろなチームに声をかけましたが、誰も自分に連絡を寄こしませんでした。つまり誰も自分も必要していないということです。」

「正直なところDucati側からなぜ自分が契約更新出来ないのかについて明確な説明はありませんでした。ですから彼らが自分に伝えていない何かを推測するしかありません。しいて言うなら、ジジ・ダッリーニャからスーパーポールが弱点だと伝えられたことはあります。確かに弱点だと認識しています。」

「しかしバイクのパッケージはある程度完成していましたし、何かを大きく変える必要性は感じませんでした。予選セットアップをしっかり進められる状態にはなっていたはずです。Ducatiとの契約更新が出来なかったことに関して個人的に捉えずにいることは出来ません。実際は本当につらいですよ。」

(Source: Ducati)

(Photo courtesy of Ducati)