難しいコンディションでポールポジションを獲得したポル・エスパルガロ。チャンピオンシップのことを考えるの重要だが、ホンダ移籍前にKTMで優勝したい思いは誰より強いだろう。ドライレースとなれば誰もデータが無い状況だが、ウォームアップで出来る限りのデータを収集したいと語る。
ウォームアップでコンディションなど確認していきたい
ポル・エスパルガロ
「この天候の中でポールポジションを獲得するのは大変でした。3連戦ですしリスクを取るのを危険ですからね。転倒や小さな怪我が後を引くことになります。今日は走行中にクリーンラップがあったので、タイムを出すことが出来ました。」
「残り3戦ですから全力を尽くします。すべての3戦で出来る限り上位を狙っていきます。3戦の中で転倒することもあるかもしれませんが、そのくらいの勢いで最高の結果を狙っていきます。ポルティマオはわかりませんが、バレンシアではチャンスがあると思います。」
「アレックス・リンスは序盤が速いですから、彼のほうがスタートが良かった場合は、彼についていき自分達のパフォーマンスを確認したいと思います。それにスズキのバイクについていけるならば、それは自分達のバイクの性能の証明になります。自分のほうが前に出ることが出来た場合はプッシュします。タイヤについては全く情報がありません。」
「明日のウォームアップで、タイヤの摩耗具合、電子制御を煮詰めていきます。良いレースが出来るかもしれませんし、後半になって苦戦するかもしれません。序盤にリスクを冒して走っていくのはトリッキーですが、それがキーになるでしょう。」
「テストで使用していたパーツは、この気温、ウェットの状況では全く役に立ちません。ダニのテストデータを役立てるには、コンディションが違いすぎているんですよね。」
「バレンシアではウェットであってもグリップが良いんです。アラゴン1ではソフトフロントで苦戦し、アラゴン2ではミディアムで4位でした。今回もフロントはミディアムを使用するでしょうが、気温やタイヤの摩耗がどうなるかはわかりません。ソフトだと序盤にフルタンクでプッシュするとしたら、すぐにタイヤが無くなってしまうでしょうからね。」
(Source: KTM)
(Photo courtesy of michelin)