スポーツ仲裁裁判所(CAS)の判決によって4年間の資格停止が決定したアンドレア・イアンノーネ。4年間の資格停止は世界アンチ・ドーピング機関(WADA)が定める罰則規定であるため、イアンノーネは確かに強大な組織相手に争っていくことになる。どのような手段で戦い自らの潔白を訴えていくのか、アンドレア・イアンノーネにとって未知の戦いとなる。
アンドレア・イアンノーネ

1人の男の強烈な意思を変えることは出来ない

アンドレア・イアンノーネ

「今日、受け取ったスポーツ仲裁裁判所(CAS)からの通知は、想像出来る限りで最も不誠実な結果でした。彼らは私が最も愛するモーターサイクルレーシングから私を引き離し、心を粉々に打ち砕きました。」

「彼らの主張は事実ではないものの上に成り立っており、論理的に意味を成しません。今回の結果について、適切な場所と時間をかけて争っていきます。私はまだ諦めていません。強大な力に立ち向かっていることは間違いありませんが、希望を持っています。」

「私が望んでいたのは知的な誠実さと正義が果たされることでした。今現在、想像出来る限り最もひどく苦しんでいます。しかし、私の人生を滅ぼそうとした人達は、私が心に秘めた力強さを知ることになるでしょう。」

「私は無実の力、そしてなにより明確な良心を持っています。判決文は選手権を変えることは出来ますが、1人の男の強烈な意思を変えることは出来ません。」

(Photo courtesy of michelin)